文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
発達臨床学講義III
Clinical Developmental Psychology III
講義題目  発達臨床学講義
准教授/教育学部 小澤 永治
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2018 前期
毎週 木曜5限
伊都イーストゾーン 102 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2018/10/2 (02:13)
授業の概要 子どもの発達に伴う臨床心理学的トピックとして,児童虐待を取り上げ概説する。児童虐待の定義や歴史,子どもの保護や予防的介入,法的問題について学ぶ。児童虐待が子どもの発達にもたらす影響について整理し,初期対応や保護後のケア,保護者への支援について学ぶ。

(This lecture will outline the theory and treatment of clinical psychology with the child development. Especially, we focus on issues of child abuse, and the role of children's protection systems.)
キーワード : 児童,児童虐待,児童相談所,トラウマ,社会的養護
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-d [資料の理解]
児童虐待に関する用語や法的制度,虐待が子どもの発達に与える影響についての基礎知識を理解・習得する。
児童虐待に関する用語や法的制度,子どもの発達に与える影響について的確に説明できる。 児童虐待に関する用語や法的制度,子どもの発達に与える影響の概要を説明できる。 児童虐待に関する用語や法的制度,子どもの発達に与える影響について基本的な事項を説明できる。 児童虐待に関する用語や法的制度,子どもの発達に与える影響に関する基本的な用語の名称を知らない。
B_B1-d [専門的研究手法]
児童虐待から子どもを保護するための支援システムについて,具体的な方法論と問題点を理解する。
児童虐待から子どもを保護するための支援システムの現状と課題について理解し自分なりに検証する方法を知っている。 児童虐待から子どもを保護するための支援システムの現状と課題について理解している。 児童虐待から子どもを保護するための支援システムの現状について基本的な事項を理解している。 児童虐待から子どもを保護するための支援システムの現状について基本的な事項を理解していない。
汎用的技能
子どもの権利について理解し,子どもの発達とその支援について心理学的知見から説明できる。
子どもの権利について理解し,それを実現するための心理学的方法を説明する事が出来る。 子どもの権利とその重要性について理解し説明できる。 子どもの権利について基本的な事項を理解している。 子どもの権利について最低限必要な情報を理解していない。
態度・志向性
自発的に問題意識を持ち,先行理論等から学習する態度を身につける。
指示されていない時であっても,自発的な学修を十分に行う事が出来る。 指示された事柄以上の学修を自発的に行う事が出来る。 指示された学修を十分に行う事が出来る。 指示された学修を行わない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : ・庄司順一・鈴木力・宮島清(編)「社会的養護シリーズ3 子ども虐待の理解・対応・ケア」福村出版
上記テキストを元に講義を行うので,各自購入すること。
参考書 : ・滝川一廣「子どものための精神医学」医学書院
・西澤哲「トラウマの臨床心理学」金剛出版
・増沢高ほか「社会的養護における生活臨床と心理臨床」福村出版
 その他適宜指示する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション:児童虐待とは何か
2 児童虐待の実態
3 児童虐待の認識の歴史
4 虐待が子どもに及ぼす影響
5 児童虐待に対応する制度と児童相談所
6 児童虐待に関する法的問題
7 児童虐待の予防
8 児童虐待の初期対応
9 地域における支援
10 虐待を受けた子どものケア:在宅
11 虐待を受けた子どものケア:児童養護施設
12 虐待を受けた子どものケア:児童心理治療施設
13 児童虐待を行う保護者への支援
14 虐待を受けた子どもの心理と行動
15 虐待を受けた子どもの心理的ケア

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-d
[資料の理解]
B_B1-d
[専門的研究手法]

汎用的技能

態度・志向性
備考(欠格条件、割合等)
期末試験
授業への貢献度
出席
小レポート

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 随時応じる。但し、メールでアポイントメントをとること。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)