文学部 人文学科 人間科学コース
比較宗教学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
比較宗教学講義 I
Comparative Religions (Lecture I)
講義題目  臨床宗教師とスピリチュアルケア
東北大学大学院文学研究科 准教授 谷山 洋三
科目ナンバリングコード: LET-HUM2811J
講義コード:
2018 前期
集中
伊都イーストゾーン 共同演習室 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2018/2/24 (14:21)
授業の概要 東日本大震災後、宗教宗派の立場を越えて被災者支援活動をした宗教者たちが
いた。その動きは、現代日本社会における「超高齢多死社会」における諸問題、
特に、死に関わるケアにおける潜在的ニーズとともに、日本版チャプレンである
「臨床宗教師」の提唱と、その養成、さらには社会実装という潮流を生み出した。
従来、緩和ケア領域において主として専門職が意識していたスピリチュアルケ
アのあり方にも変化をもたらしている。このような状況について、「臨床宗教師」
と「スピリチュアルケア」をキーワードにして考察したい。

(This course offers selected themes on religious practices within various contexts. Subjects include a focus on interface chapraincy and spiritual care.)
キーワード : 臨床宗教師、スピリチュアルケア
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 開講日は4/24(火)−27日(金)となります。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(公民)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
臨床宗教師とスピリチュアルケアについての基礎知識を得るとともに、現代社 会におけるそれらの意義について考察を深める。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 谷山洋三『医療者と宗教者のためのスピリチュアルケア 臨床宗教師の視点か
ら』中外医学社、2016
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 死生学とホスピス運動
2 ビハーラ運動
3 緩和ケアとスピリチュアルケア
4 超高齢多死社会
5 尊厳死・安楽死と平穏死
6 東日本大震災後の宗教者の支援活動
7 臨床宗教師の提唱
8 生活の中にあるスピリチュアルケア
9 「支える」「気付いてもらう」スピリチュアルケア
10 「新しい枠組みを作る」「無力による」スピリチュアルケ
11 宗教的資源の活用
12 宗教的ケアのプロセス
13 臨床宗教師の可能性
14 臨床宗教師の資質
15 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法

臨床宗教師とスピリチュアルケアについての基礎知識を得るとともに、現代社 会におけるそれらの意義について考察を深める。
備考(欠格条件、割合等)
出席50%、レポート50%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)