文学部 人文学科

司書科目 (単位数 1)
必修
対象学年: 2年生 3年生 4年生
対象学部等:
情報資源組織実習 I
Practicum for Organization of Information Resources I
講義題目  記述目録法
附属図書館 事務部 井ノ上 俊哉
科目ナンバリングコード: LET-HUM3073J
講義コード:
2018 前期
集中
伊都イーストゾーン 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2018/7/9 (10:03)
授業の概要 「情報資源組織論」の授業で学んだ知識および「日本目録規則(NCR) 1987年版 改訂3版」をもとに図書資料の書誌データ作成、コンピューター目録システムNACSIS-CATの書誌・所蔵検索および登録について実践的な知識を身につける

(In this course, students will put on knowledge about making bibliographic data of book material. Also this course involves studying a record of computer catalog system NACSIS-CAT, and a practice of search and registration.)
キーワード : 目録規則 情報源 記述 標目
履修条件 : 「情報資源組織論」を履修していることが望ましい。
履修に必要な知識・能力 : 学内での各自必携化パソコンの利用(無線LANの利用、各自の学生SSO-KIDとパスワードの有効化)
特記事項 開講日は9月10日(月)〜9月13日(木)
パソコンを使った実習を行うので、入学時に購入した各自の必携化パソコンを持参すること。
テキストを事前に九大生協等で購入して下さい。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :  司書
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-c [言葉の理解]
目録規則に記述されている主要な書誌記述規則および標目規則を理解することができる。
書誌階層の有無、固有のタイトルのない複数の出版物理単位、3階層書誌、構成レベル書誌あり等、書誌構造の違いと目録規則に基づいた書誌記述および標目指示を正しく記録することができる。 2階層で固有のタイトルのない複数の出版物理単位までの書誌について、書誌構造の違いと目録規則に基づいた書誌記述および標目指示を正しく記録することができる。 2階層までの書誌について、記述の精粗第2水準程度の書誌記述および標目指示を正しく記録することができる。 階層なしの書誌についてのみ、記述の精粗第2水準程度の書誌記述および標目を正しく記録することができる。
B_A-d [資料の理解]
図書資料現物の情報源を見て、書誌階層構造と情報源の優先順位を理解することができる。
目録規則の「規定の情報源」の優先順位に基づいて情報を採取し、3階層や構成レベル書誌ありの場合まで書誌階層図の形式で表現できる、 目録規則の「規定の情報源」の優先順位に基づいて情報を採取し、2階層で固有のタイトルのない複数の出版物理単位の場合まで書誌階層図の形式で表現できる、 目録規則の「規定の情報源」の優先順位に基づいて情報を採取し、2階層の場合まで書誌階層図の形式で表現できる、 階層あり、固有のタイトルのない複数の出版物理単位の書誌構造が理解できない。書誌階層図の形式で表現できない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :
和中幹雄, 山中秀夫, 横谷弘美共著「情報資源組織演習 新訂版」 日本図書館協会 2016 (JLA図書館情報学テキストシリーズ;3-10)ISBN:978-4-8204-1515-2
「図書館資料の目録と分類 増訂第5版」 日本図書館研究会 2015 ISBN:978-4-930992-22-2

参考書 : 日本図書館協会目録委員会編「日本目録規則(NCR) 1987年版 改訂3版」 日本図書館協会 2006 ISBN:978-4-8204-0602-0
田窪直規編「情報資源組織論」 樹村房 2011(現代図書館情報学シリーズ;9) ISBN:978-4-88367-209-7
授業資料 : リンク場所は授業中に示す。

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 「日本目録規則(NCR)1987年版 改訂3版」の概要、目録法総則
2 単行資料の記述実習(1)記述総則1 実習
3 単行資料の記述実習(2)記述総則2 実習
4 単行資料の記述実習(3)タイトルと責任表示 実習
5 単行資料の記述実習(4)版、資料の特性、出版・頒布等 実習
6 単行資料の記述実習(5)形態、シリーズ 実習
7 単行資料の記述実習(6)注記、標準番号 実習
8 標目総則およびタイトル標目
9 著者標目、件名標目、分類標目 実習
10 典拠ファイルおよび排列 実習
11 書誌データ作成実習のまとめ、総合演習問題 実習
12 コンピューター目録システムNACSIS-CATの概要
13 コンピューター目録システムNACSIS-CATの検索 実習
14 コンピューター目録システムNACSIS-CATの登録1 実習
15 コンピューター目録システムNACSIS-CATの登録2 実習

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-c
[言葉の理解]
B_A-d
[資料の理解]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 55%ほど。
小テスト 30%ほど。
出席 15%ほど。3分の1以上欠席は不可

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 授業の前後に随時受け付ける。

授業以外での学習に当たって : 1時間。授業時間内でできなかった演習問題については、復習を兼ねた宿題として翌日までに行うこと

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)