人文科学府 人文基礎専攻 哲学・倫理学 分野 倫理学 専修 専修科目 (単位数 2) 選択科目 対象学年: 対象学部等: |
Western Ethics (Seminar VI)
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科目ナンバリングコード: 講義コード: 2018 前期 集中 伊都イーストゾーン 教室 J科目 (日本語, 日本語) |
授業の概要 |
人工呼吸器、胃ろう、透析、臓器移植など、延命に役立つ医療技術の進展により、QOL(クオリティー・オブ・ライフ)が低いと思われる状況でも長く生きることが可能となった。延命治療を中止(いわゆる尊厳死)したり、致死的な薬物を投与(いわゆる安楽死)したりすることで、病人を死なせたり殺したりすることが、常に倫理的に許されないことだとは必ずしも考えられていない状況が生まれている。いくつかの国や地域では現実に尊厳死や安楽死が合法化され始めている。 本講義では安楽死・尊厳死の是非を中心とする終末期医療の倫理問題を取り上げる。もっとも基本的なレベルで問われるのは、「生きるに値する生命とは何か」、「生命の質を評価したり比較したりすることはできるか」、「自分の命を絶つことは不正か」、「人を殺したり死なせたりすることはなぜ不正か」など、生命の価値や人の命を奪うことの是非にかかわる問いである。 功利主義、カント主義、リベラリズムなど、現代の主要な倫理学理論に基づいて、この問題を考察してきた研究者の議論を幅広く紹介し、検討することをとおして、倫理学の理論が実践的な課題に応用される可能性を探る。 ( Introduction to bioethics) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード : 終末期医療の倫理、安楽死、尊厳死、自殺幇助 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修条件 : 履修に必要な知識・能力 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特記事項 |
4月30日、5月1日、5月2日の三日間で行います。
教職 : 資格 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 |
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業方法 |
テキスト : 参考書 : 授業資料 : 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
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成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習相談 |
学習相談 : 授業以外での学習に当たって : 講義の終わりにレポートの課題を出します。また、講義の内容を補う文献資料をお渡しする可能性があります。 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) |