人文科学府 人文基礎専攻 東洋思想 分野 インド哲学史 専修 専修科目 (単位数 2) 選択科目 対象学年: 対象学部等: |
History of Buddhism in ancient India (Seminar I)
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科目ナンバリングコード: 講義コード: 2018 前期 毎週 金曜2限 伊都イーストゾーン 印哲研 教室 M/J科目 (日本語, サンスクリット) |
授業の概要 |
馬鳴(もしくはDhArmikasubhUti)が造った作品『六趣輪廻経』(SaDgatikArikA, 『六趣の偈頌』)は、Sylvain Levi がネパールで梵文写本を発見し、Paul Mus がパーリ文や漢訳や蔵訳との本格的な比較研究を行った。 『六趣輪廻経』というテクストは、梵・蔵・漢・巴の4言語でテクストが伝わっている点で珍しく、内容も興味深い。漢訳は2種類ある。 生き物はいかなる業によって六道(六趣)の諸世界に生まれ変わるのか。天界から地獄界までの様々な生き物の種類は、いかなる業により生み出されているのか。現世でいかなる行為をすると、来世に再び人間に生まれた時にいかなる状態になるのか。作者はアヌシュトゥブ韻律の105偈頌により、輪廻世界における業報の規則を纏めている。 このテクストにより、小乗仏教の業報の理論を明確に知ると同時に、仏教文献学の方法論を知り、また諸言語による翻訳の比較の面白さを発見することに、本授業の目的がある。 (The aim of this course is to help students to understand the ancient Indian culture and to master Sanskrit language through the acquisition of necessary skills and knowledge.) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修条件 : サンスクリット語初級を終えていること 履修に必要な知識・能力 : サンスクリット語初級の知識 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特記事項 |
教職 : 資格 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 |
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業方法 |
テキスト : 授業でテクストを配付する。 参考書 : Paul Mus, La lumière sur les six voies, Paris 1939. パーリ本、PaJcagati-dIpanaM, JPTS, 1884, pp, 152-161. パーリ本の英訳、Ann Appleby Hazlewood, JPTS, 1987, pp. 131-159. 授業資料 : 初回の授業にテクスト等のPDFを配付する。初回にUSBメモリをもってきてほしい。2回目以降に出席者が固まってから、テクストをコピーでも配付する。 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
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成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : 4回休むと、単位を得られなくなります。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習相談 |
学習相談 : 授業終了後など。 授業以外での学習に当たって : 毎週3時間以上の予習は必要である。 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) |