人文科学府 人文基礎専攻 芸術学 分野
芸術学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
現代芸術論特論 X
Study of Contemporary Art (Specialized Lecture X)
講義題目  近代日本彫刻史
大分大学教育学部 教授 田中 修二
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2018 前期
集中
伊都イーストゾーン 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2018/3/1 (00:46)
授業の概要 江戸時代中頃から1970年頃までの日本における彫刻(的)造形について概説する。
全体として、歴史的な流れを追いつつ、ところどころに個別のテーマを設定し、「近代日本彫刻」について多面的に考察したい。

(This lecture examines the history of Japanese modern sculpture. We will take sculptural works from mid-Edo period to 1970's.)
キーワード : 近代日本彫刻 彫塑 ロダニズム 戦争彫刻 現代彫刻 地域性
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 集中講義期間は7月16〜19日(予定)
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MP_B1-a [一次資料の読解]
文献や作品の分析と解釈、および実地調査などに基づいて、近代日本彫刻史のイメージを浮かび上がらせる。
講師の提示する文献の読み方、作品の見方を理解したうえで、説得力のある独自の解釈を提示できる。 講師の提示する文献の読み方、作品の見方を理解したうえで、自らの解釈を試みることができる。 講師の提示する文献の読み方、作品の見方を十分に理解できる。 講師の提示する文献の読み方、作品の見方をある程度理解できる。
MP_A-c [研究史と方法論の体系的理解]
「近代日本彫刻史」に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
近代日本彫刻史に固有の問題設定または研究方法を、新たな視点から提示することができる 近代日本彫刻史に固有の問題設定または研究方法を、正確に身につけることができる 近代日本彫刻史に固有の問題設定または研究方法を、身につけることができる。 近代日本彫刻史に固有の問題設定または研究方法を、ある程度理解することができる。
MP_B2-a [総合把握力]
「近代日本彫刻史」の内容に関する深い理解と、その特性に応じた思考方法を獲得する。
近代日本彫刻史の内容に関する深い理解と、その特性に応じた高度な思考方法を、獲得することができる。 近代日本彫刻史の内容に関する深い理解と、その特性に応じた思考方法を、獲得することができる。 近代日本彫刻史の内容に関する理解と、その特性に応じた思考方法を、獲得することができる。 近代日本彫刻史の内容に関する理解と、その特性に応じた思考方法を、ある程度獲得することができる。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 特になし。適宜プリントを配布する。
参考書 : ハーバート・リード、藤原えりみ訳『近代彫刻史』(言叢社、1995年)
水野敬三郎監修『カラー版 日本仏像史』(美術出版社、2001年)
東京国立近代美術館ほか編『日本彫刻の近代』展覧会図録(淡交社、2007年)
田辺三郎助『江戸時代の彫刻』日本の美術506(至文堂、2008年7月)
田中修二編『近代日本彫刻集成』全3巻(国書刊行会、2010-2013年)
田中修二『近代日本彫刻史』(国書刊行会、2018年)
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 はじめに:「近代日本彫刻」とはなにか
2 江戸時代の「彫刻」
3 明治初年〜10年代:「像ヲ作ル術」から「彫刻」へ
4 明治20〜30年代:銅像の時代、「彫塑」の時代
5 明治40年代〜大正初期:ロダニズムと文展、院展
6 テーマ別1:彫刻と地方、地域性
7 大正期:第一次世界大戦と関東大震災を経て
8 作品見学 フィールドワーク
9 昭和戦前期:古典と前衛への指向
10 昭和戦中期〜敗戦後:断絶と連続性
11 テーマ別2:彫刻と戦争、平和
12 1950年代:具象と抽象
13 1960年代:「反彫刻」、立体造形
14 テーマ別3:彫刻と環境
15 おわりに:1970年代以降の展望

成績評価
観点→
成績評価方法
MP_B1-a
[一次資料の読解]
MP_A-c
[研究史と方法論の体系的理解]
MP_B2-a
[総合把握力]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 100%
出席 レポート提出の要件のみに使う

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって : 西洋彫刻史、江戸時代までの日本彫刻史についての知識をある程度身につけておいてください。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)