人文科学府 歴史空間専攻 アジア史学 分野
朝鮮史学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
朝鮮文化史特論 III
Korean Cultural History (Specialized Lecture III)
講義題目  近代朝鮮科学史研究の問題点と課題
東京理科大学工学部教養 教授 慎 蒼建
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2018 前期
集中
伊都 共同演習室 教室
J科目 (日本語, 日本語)
授業の概要 近代の朝鮮史を科学史・医学史の視座から眺めるとき、どのような歴史が見えるであろうか。まずは朝鮮史という専門分野に閉じこもることなく、「科学と帝国」研究のサーベイから始め、その研究水準を概説する。次に、近代朝鮮の科学史・医学史に関する研究を具体的に取り上げて、それらの研究を評価すると同時に、内在する問題点と今後の課題について検討する。その際、「科学の植民地性」や「植民地近代」といった問題に対しても積極的に介入する。最後に、近代朝鮮科学史・医学史研究に「未開拓」の領域がどこにあるのか、近接する学問領域にも注目しながら検討してみたい。

(This course provides an in-depth re-examination of modern Korean history from the view of history of science and medicine. )
キーワード : 朝鮮、科学史、医学史、植民地、近代(性)、帝国
履修条件 : 特になし
履修に必要な知識・能力 : 特にないが、日本語だけでなく英語と朝鮮語の文献を扱うことがある。
授業計画 テキスト : テキストは未定(集中講義期間の1ヶ月前には、授業で購読する文献を発表する)。
参考書 :
愼蒼健「覇道に抗する王道としての医学」(『思想』岩波書店、1999年11月)。
愼蒼健「植民地衛生学に包摂されない朝鮮人:1930年代朝鮮社会の「謎」から」(愼蒼健編『帝国の視角/死角:<昭和期>日本の知とメディア』青弓社、2010年)。
愼蒼健「日本漢方医学における自画像の形成と展開:「昭和」漢方と科学の関係」(金森修編『昭和前期の科学思想史』勁草書房、2011年)。
愼蒼健「フィールドワークと実験室科学の接合:京城における薬理学研究」(坂野徹編『帝国を調べる:植民地フィールドワークの科学史』勁草書房、2016年)
授業資料 : 授業中に配布する。

進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 近代朝鮮科学史に入る前に:科学と歴史、科学史という学問とそのアクチュアリティ、朝鮮史を科学史という辺境から眺める、
2 「科学と帝国」についての研究史 参考文献の読解
3 近代朝鮮科学史・医学史の研究史(序):医学史家・三木栄の研究を批判する 参考文献の読解
4 近代朝鮮科学史・医学史の研究史 参考文献の読解
5 近代朝鮮科学史研究の批判的検討 演習 研究論文の読解
6 近代朝鮮医学史研究の批判的検討 演習 研究論文の読解
7 近代朝鮮科学史・医学史研究の課題 演習

授業以外での学習に当たって : 講義の理解を深めるため参考文献を紹介する。また、演習では受講生が発表(研究論文の書評)とディスカッションを行うので、取り上げる研究論文を必ず読んでくること。
学習相談 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MH_A-b [研究史と方法論の体系的理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの科学史・医学史的アプローチを理解できる。
MH_B2-a [総合把握力]
現代世界における様々な人文現象や社会問題を、科学史的・医学史的・批判的視点から理解し説明できる。
MH_A-a [史資料の分析]
科学史・医学史の基本文献を精確に解釈、分析することができる。
MH_B2-c [コミュニケーション能力]
批判的な討論を通して、自らの意見をより客観的視点から組み立てる姿勢を養うことができる。
MH_B2-b [理論的思考力]
新たな視点から問題提起を行い、それを解決するための方法を提示する能力を身に付ける。
GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。
成績評価
観点→
成績評価方法
MH_A-b
[研究史と方法論の体系的理解]
MH_B2-a
[総合把握力]
MH_A-a
[史資料の分析]
MH_B2-c
[コミュニケーション能力]
MH_B2-b
[理論的思考力]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 50%
プレゼンテーション 30%
授業への貢献度 15%
出席 5%

成績評価基準に関わる補足事項 : 受講生には1回の発表(プレゼンテーション)を求めますが、事情によりそれが叶わない場合はレポートの割合を80%として成績を評価します。
その他 その他 : ・授業(集中講義)は、7月3日(火)から6日(金)の予定。

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :

更新日 : 2018/2/28 (11:03) 〔シラバス公開後も、テキストなど追記事項があります。注意してください。〕