人文科学府 歴史空間専攻 広域文明史学 分野
西洋史学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択必修科目
対象学年:
対象学部等:
ヨーロッパ史学研究I
History of Medieval European Culture (Seminar I)
講義題目  西欧中世アーカイブズ研究
教授 岡崎 敦
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2018 前期
毎週 金曜4限
伊都イーストゾーン 演習室 教室
M/J科目 (日本語, French)
更新情報 : 2018/2/21 (18:36)
授業の概要  西欧中世のアーカイブズに関わる諸問題を検討する。
 アーカイブズの射程は、社会と記憶の関係から、業務や契約等の管理の実相にいたるまで広大で多様である。また、前近代の資料の存在と機能は、近代の静態的なそれとは性格に異にし、ポストモダンの情報管理に類する諸問題を多く提起する。ここでは、歴史学の文化史的転回とも関連する資料やテクスト、記憶等の諸問題との関連で、アーカイブズを再考することを目指すが、とりわけ現代のアーカイブズ学の最新理論を念頭におくこととする。

(In this seminar, students will continue to develop their knowledge and reading skills in European Medieval History. Students need to select the subjects on Archival Science for their presentations.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : フランス語、ラテン語読解能力
特記事項 受講希望者は、開講前に事前に担当教員に申し出ること。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MH_A-b [研究史と方法論の体系的理解]
収集した史資料・データを文献史学・考古学・地理学的な方法論にもとづいて的確に分析し、実証的な歴史像および歴史・地域認識を提示することができる。
西洋史学研究の研究史と方法論を体系的に説明できる。 西洋史学研究の研究史と方法論をある程度体系的に説明できる。 西洋史学研究の研究史と方法論を理解している。 西洋史学研究の研究史と方法論を理解できない。
MH_B1-b [書誌の作成]
高度に専門的な知識を総合的に把握する能力を身につける。
関連する先行研究について網羅的な書誌を作成できる。 関連する先行研究について網羅的な書誌をある程度作成できる。 関連する先行研究についての網羅的な書誌について理解する。 関連する先行研究についての網羅的な書誌について理解できない。
MH_B2-b [理論的思考力]
問題の解決にあたり様々なアプローチの可能性を柔軟に探る。
人文学の実証的な方法と理論的な思考力を身につける。 人文学の実証的な方法と理論的な思考力をある程度身につける。 人文学の実証的な方法と理論的な思考力について理解する。 人文学の実証的な方法と理論的な思考力について理解できない。
MH_C-c [柔軟性]
問題の解決にあたり様々なアプローチの可能性を柔軟に探る。
問題の解決にあたり様々なアプローチの可能性を柔軟に探る。 問題の解決にあたり様々なアプローチの可能性をある程度柔軟に探る。 問題の解決にあたり様々なアプローチがあることを理解する。 問題の解決にあたり様々なアプローチがあることを理解できない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 初回に指示する。
参考書 : 授業中に参考文献リストを配布する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 序論
2 アーカイブズに関する資料の読解 演習
3 アーカイブズに関する関連文献調査とその報告 演習
4 おわりに

成績評価
観点→
成績評価方法
MH_A-b
[研究史と方法論の体系的理解]
MH_B1-b
[書誌の作成]
MH_B2-b
[理論的思考力]
MH_C-c
[柔軟性]
備考(欠格条件、割合等)
出席 60
授業への貢献度 40

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : オフィスアワーの他、個別のランデブ(要事前予約)で対応する。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)