人文科学府 言語・文学専攻 西洋文学 分野
独文学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
ドイツ近代文学研究 IV
German Modern Literature (Seminar IV)
講義題目  トーマス・マン研究 ――九州大学所蔵のマン書簡をめぐって――
教授 小黒 康正
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2018 後期
毎週 金曜4限
伊都 独文演 教室
J科目 (日本語, 日本語)
授業の概要  トーマス・マン(1875-1955)は、『トニオ・クレーガー』『ヴェニス死す』『魔の山』『ヨゼフとその兄弟たち』『ファウスト博士』などの文学作品で著名なドイツ文学を代表する作家です。26 歳の時に公にした長編小説『ブッデンブローク家の人びと』(1901)で、1929年にノーベル文学賞を受賞しただけに、20世紀の世界文学を代表する作家と言っても過言ではありません。
 マン文学は、膨大で、多岐に渡ります。例えて言いますと、すそ野が広く、実に険しい高山です。事実、マンは、ショーペンハウアー、ニーチェ、ヴァーグナー、ゲーテ、さらにはトルストイ、ドストエフスキー、シラー、フロイトなどから影響を受けました。マン文学は過去の文学や思想が多層的に交錯する磁場です。それだけに、深山幽谷にアプローチする入り口は少なくありません。
 そんな「登山口」の一つが、実は九州大学にあります。マンの書簡が、直筆の手紙を含め5通も九州大学付属図書館に貴重図書として所蔵されているのです。2017年6月、マンの書簡と高橋義孝元教授の研究ノートからなる寄贈が同教授のご遺族から九州大学にあり、寄贈の経緯やマン書簡公開記念式典について、2018年3月2日と11日に NHK で報道され、多くの方々の耳目を集めました。
 本講義では、マンの重要なエッセイを解説しながら、九州大学所蔵書簡の文学的かつ思想的背景を明らかにします。マンの著作は、文学作品のみならず、エッセイであれ、手紙であれ、日記であれ、膨大であり、難解です。とは言え、そこに踏み込んだ者をとりこにするまさに「魔の山」でもあります。本講義は、私たちの身近な研究資料を用いた「登山ガイド」になるのではないでしょうか。

(Hauptseminar über Herta Müllers "Heute wär ich mir lieber nicht begegnet." (1997))
キーワード : トーマス・マン、書簡、エッセイ、九州大学、高橋義孝
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
授業計画 テキスト : プリントを配布する。
参考書 : 授業中に指示する。
授業資料 :

進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 (1)全般的な教育目標:ドイツ文学に関する知見を深める。(2)個別の学習目標:ドイツ語テクストを正確に読む力を高めながら、文学研究の基本を学ぶ。 演習

授業以外での学習に当たって :
学習相談 : 本授業の終了後、ならびにオフィスアワー(火曜3限)にて相談に応じる。
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
ML_A-c [研究史と方法論の体系的理解]
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。
当該分野における研究史と方法論の体系的説明がかなり優れている。 当該分野における研究史と方法論の体系的説明が優れている。 当該分野における研究史と方法論の体系的説明ができる。 当該分野における研究史と方法論の体系的説明ができない。
ML_B2-b [理論的思考力]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
当該分野における実証的な方法と理論的な思考力がかなり優れている。 当該分野における実証的な方法と理論的な思考力が優れている。 当該分野における実証的な方法と理論的な思考力をもつ。 当該分野における実証的な方法と理論的な思考力をもたない。
GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。
成績評価
観点→
成績評価方法
ML_A-c
[研究史と方法論の体系的理解]
ML_B2-b
[理論的思考力]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験
授業への貢献度

成績評価基準に関わる補足事項 :
その他 その他 :

教職 :
資格 :

更新日 : 2018/4/9 (22:37)