人文科学府

現代文化論科目 (単位数 2)
選択必修科目
対象学年:
対象学部等:
現代文化論A
Studies of Modern Culture A
講義題目  生命倫理
准教授 吉原 雅子
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2018 後期
集中
伊都イーストゾーン 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2018/12/10 (19:24)
授業の概要 応用倫理学の中でも、生命倫理と呼ばれる領域には現代的な問題が多い。それは、生殖技術や医療技術など技術の発達にともなって、生や死が明確なものではなくなったり、人間のコントロール下に置かれる側面が出てきたことにも関係する。技術や問題は急速に進み、複雑化していくのに、我々の対応が追いついていないのが現代である。この授業では、人間を中心とする生き物の生死にかかわる諸概念の明晰化と、それらに関係する問題および倫理規範について概説する。

(Introduction to bioethics and to the analysis of the most difficult moral challenges we face in health, medicine, and emerging technologies. Students will learn the general ethical frameworks and principles to argue on those problems.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 集中講義の日程は2月1,2,4,5のうち3日もしくは4日間を予定している。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MP_A-a [先行研究の理解]
哲学を対象とする領域では、古典的な文献著作を厳密に読解するとともに、重要な先行研究に基づいてその内容を批判的に検討し考察できる。
MP_B2-c [問題解決能力]
問題の本質を熟慮し、その解決方法を提示する能力を身につける。
MP_C-b [柔軟性]
問題の解決にあたり様々なアプローチの可能性を柔軟に探る。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : なし
参考書 : 授業中に適宜紹介する
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 倫理学とは何か
2 倫理の基本原則(1)
3 倫理の基本原則(2)
4 生命の始まりの問題 新しい生殖技術
5 生命の始まりの問題 出生前診断
6 生命の始まりの問題 人工妊娠中絶
7 医療の倫理 ヒポクラテス原理
8 医療の倫理 人格尊重原理
9 医療の倫理 人格尊重原理その2
10 医療の倫理 公益
11 生命の終わりの問題 安楽死
12 生命の終わりの問題 脳死・臓器移植
13 諸原理の対立
14 生命倫理と徳
15 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
MP_A-a
[先行研究の理解]
MP_B2-c
[問題解決能力]
MP_C-b
[柔軟性]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験
小テスト
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 机上試験もしくは授業後短期間のうちのレポート提出と、平常点で成績をつける。
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)