文学部 人文学科 哲学コース
哲学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 学部2年生から4年生および大学院生
対象学部等:
哲学史講義 XI
History of Philosophy (Lecture XI)
講義題目  ヘーゲルによるドイツ観念論哲学
教授 大西 克智
科目ナンバリングコード: LET-HUM3152J
講義コード:
2024 前期
毎週 月曜3限
伊都イーストゾーン E110 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2024/3/12 (11:32)
授業の概要  本講義では、先立つ5年間をかけて、古代〜中世〜17世紀近世の哲学を経て、昨年度はドイツ観念論哲学のうち、フィヒテとシェリングの思想を詳細に検討した。今年度前期は、同じくドイツ観念論の中心人物と目されるG. W. F. ヘーゲルの哲学体系について論じる。哲学的テーマとしては、さしあたり、「(「私」ならぬ)自我」、「自由」、「自然」、「自己意識」、「労働」などが重要になるだろう。
 このように、長期間に渡って継続している講義ではあるが、各期ごと独立した理解が可能になるように構成するので、今回からの受講も当然可能であり、歓迎である。関連する原典テクストは邦訳版を資料として配布する。

(This lecture course is designed to introduce students to the discipline needed for historical study of philosophy. Attention will be paid to "deutscher Idealismus".)
キーワード :
履修条件 : 特になし
履修に必要な知識・能力 : 特になし
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_A-1 [主体的な学び]
深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができる。
ヘーゲルによるドイツ観念論哲学が人文諸学のうちに占める位置を正確に把握できている。 ヘーゲルによるドイツ観念論哲学が人文諸学のうちに占める位置を把握できている。 ヘーゲルによるドイツ観念論哲学が人文諸学のうちに占める位置を最低限把握できている。 ヘーゲルによるドイツ観念論哲学が人文諸学のうちに占める位置を把握できていない。
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明できる。
ヘーゲルによるドイツ観念論哲学とそれに関連する基本的な哲学的発想の広がりを正確に把握できている。 ヘーゲルによるドイツ観念論哲学とそれに関連する基本的な哲学的発想の広がりを把握できている。 ヘーゲルによるドイツ観念論哲学とそれに関連する基本的な哲学的発想の広がりを最低限度把握できている。 ヘーゲルによるドイツ観念論哲学とそれに関連する基本的な哲学的発想の広がりを把握できていない。
U_B-3a [哲学コース固有の課題]
過去の思想やその表現に対する批判的考察を通じて、人間存在を深く理解し、それを説明できる。
配布する古典文献に関する資料内容を十分に理解できている。 配布する古典文献に関する資料内容を理解できている。 配布する古典文献に関する資料内容を最低限理解できている。 配布する古典文献に関する資料内容を理解できていない。
U_C-1-1 [文献分析力]
それぞれの専門分野の基本文献を正確に解釈、分析することができる。
配布する古典文献に関する資料を十分に読み込めている。 配布する古典文献に関する資料を読み込めている。 配布する古典文献に関する資料を最低限度読み込めている。 配布する古典文献に関する資料を読み込めていない。
U_C-2-1 [知識・理解の深化と統合]
それぞれの専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法、研究手法を獲得し、知識を有機的に総合し、論文を作成することができる。
ヘーゲルによるドイツ観念論哲学に固有の論理を十分に把握できている。 ヘーゲルによるドイツ観念論哲学に固有の論理を把握できている。 ヘーゲルによるドイツ観念論哲学に固有の論理を最低限把握できている。 ヘーゲルによるドイツ観念論哲学に固有の論理を把握できていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 配布資料と板書を利用した講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : テキスト(紙媒体)と板書
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション:哲学史におけるヘーゲル(1)
2 イントロダクション:哲学史におけるヘーゲル(2)
3 イントロダクション:哲学史におけるヘーゲル(3)
4 『精神現象学』をめぐって(1)
5 『精神現象学』をめぐって(2)
6 『精神現象学』をめぐって(3)
7 『精神現象学』をめぐって(4)
8 『精神現象学』をめぐって(5)
9 『精神現象学』をめぐって(6)
10 『大論理学』をめぐって(1)
11 『大論理学』をめぐって(2)
12 『大論理学』をめぐって(3)
13 『大論理学』をめぐって(4)
14 『大論理学』をめぐって(5)
15 『大論理学』をめぐって(6)

成績評価
観点→
成績評価方法
U_A-1
[主体的な学び]
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
U_B-3a
[哲学コース固有の課題]
U_C-1-1
[文献分析力]
U_C-2-1
[知識・理解の深化と統合]
備考(欠格条件、割合等)
レポート

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 授業後ないし onishi.yoshitomo@lit.kyushu-u.ac.jp に連絡の上、個別に対応する。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)