文学部 人文学科 哲学コース
中国哲学史 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
中国哲学史演習 I
History of Chinese Philosophy (Seminar I)
講義題目  『荘子』を読む
教授 南澤 良彦
科目ナンバリングコード: LET-HUM3231J
講義コード:
2024 前期
毎週 木曜4限
伊都イーストゾーン 教室
M/J科目 (日本語, 古典漢文)
更新情報 : 2024/3/1 (00:53)
授業の概要 『荘子』は『老子』とならぶ道家を代表する書物である。もとは50篇を超える膨大な著作だったが、現在は魏晋時代の郭象が編纂した33篇が通行している。『荘子』の作者は荘子、本名は荘周。老子を受け継ぐ、重要な道家思想家の一人である。文章が得意で広く物事に通じ、鋭い風刺の寓話で儒家や墨家などを批判した。
「聞いた話では、楚の国には死んで三千年にもなる霊験あらたかな占い用の亀の甲羅があって、楚王は大切に保管されているとか、しかし、この亀の身になって考えれば、殺されて王様に大切されることを望むであろうか。それとも、泥にまみれながら長生きして自由に遊びまわることを望むであろうか」。このエピソードからわかるのは、荘子の哲学は「自由に生きること」にある。
本授業は注釈を通して中国の古典を学ぶものである。原典を中心に、文献の講読を重視する方法を採用している。注釈を通して中国の古典を読む手法を身につければ、儒教の経典のみならず、他の思想の古典に対しても広く応用できる。中国の思想について、文献講読を通じて理解したい人に向く演習である。

この授業はオンデマンド型です。
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(In this seminar, students will continue to develop their knowledge and reading skills in Chinese classic texts. Students need to prepare resumes on Zhuangzi for their presentations.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業授業
課題提出型授業

教職 : 教職(国語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明できる。
テキストを十分理解した上で、討論ができる。 正確なレジュメを作成できる。 漢文訓読形式を習得する。 漢文訓読形式を習得しない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 事前に学修した基礎的な知識を基に,特定の題材や問題を取り上げて,さらに知識等を深めていく形態です。講義とは異なり,学生が主体的に考える学修姿勢が求められます。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 『荘子』
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション
2 『荘子』 演習
3 『荘子』 演習
4 『荘子』 演習
5 『荘子』 演習
6 『荘子』 演習
7 『荘子』 演習
8 『荘子』 演習
9 『荘子』 演習
10 『荘子』 演習
11 『荘子』 演習
12 『荘子』 演習
13 『荘子』 演習
14 『荘子』 演習
15 『荘子』 演習

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 随時Moodleにて受付

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)