文学部 人文学科 哲学コース
美学・美術史 専門分野
専門分野科目 (単位数 1)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
東洋美術史講義 IIA
History of Oriental Fine Arts (Lecture II)A
講義題目  居士の美術─東アジア絵画史における視覚表現の水脈─
教授 井手 誠之輔
科目ナンバリングコード: LET-HUM2262J
講義コード:
2024 秋クォータ
毎週 火曜5限
伊都イーストゾーン E105 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2024/4/4 (17:24)
授業の概要 今学期前期(春夏)は、「禅の形象について考える」と題し、5つの観点を設定し、東アジア絵画史の代表的な作例をとりあげて考察した。後期(秋・冬)では、特に在俗居士の絵画や造形について考える。古来、在俗の居士が出家した仏教者より以上に仏教を理解し、また脱俗・隠逸の実践を行ったものも少なくない。居士の美術を検証することで、西洋絵画史とは異なる東アジア世界における特別で重要な絵画史の一脈を確認することにしたい。

(In the previous lecture, we will deepen our understanding of the painting of Chan/Zen Buddhism from several important points of view. This lecture, succeeing the previous one, will focus on the art of laymen or lay women and make clear the differenciation of the arts of East Asia from the Western art.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業 https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/view.php?id=57855
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明できる。
居士仏教のものの見方や考え方とその視覚表象について、卓越している 居士仏教のものの見方や考え方とその視覚表象について、優れている。 居士仏教ものの見方や考え方とその視覚表象についてをおおよそ理解できている。 居士仏教ものの見方や考え方とその視覚表象について、理解が及んでいない。
U_C-2-1 [知識・理解の深化と統合]
それぞれの専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法、研究手法を獲得し、知識を有機的に総合し、論文を作成することができる。
仏教美術や東アジア絵画についての知識や理解が総合的に卓越して深めらている。 仏教美術や東アジア絵画についての知識や理解が優れている。 仏教美術や東アジア絵画についての知識や理解がある程度、具わっている。 仏教美術や東アジア絵画についての知識や理解が不足している。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :
参考書 : 井手誠之輔『日本の宋元仏画』日本の美術418号(至文堂、2001年)
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション:講師紹介および美術の制度と美術史学 講義
2 悟りの世界観と居士仏教 講義
3 維摩居士の造形と東アジア1 講義
4 維摩居士の造形と東アジア2 講義
5 維摩居士の造形と東アジア3 講義
6 宋代における居士の美術1 講義
7 宋代における居士の美術2 講義
8 元代における居士の美術1 講義
9 元代における居士の美術2 講義
10 明代における居士の美術3 講義
11 明代における居士の美術3 講義
12 日本における居士の美術1 講義
13 日本における居士の美術2 講義
14 近代絵画における居士の美術1 講義
15 近代絵画における居士の美術2 講義

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
U_C-2-1
[知識・理解の深化と統合]
備考(欠格条件、割合等)
出席 無断欠席をしないこと
レポート 見学先についてレポートを課します。

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 常時、相談を受け付ける。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)