文学部 人文学科 歴史学コース
考古学 専門分野
専門分野科目 (単位数 1)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
考古学講義 XB
Archaeology (Lecture X)B
講義題目  出土人骨から過去の社会を復元する
比較社会文化研究院 准教授 舟橋 京子
科目ナンバリングコード: LET-HUM3418J
講義コード:
2024 夏クォータ
毎週 火曜4限
伊都イーストゾーン D105(250) 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2024/3/24 (17:46)
授業の概要 本講義では、遺跡出土人骨を対象とし、人骨そのものや出土状況などの考古学的情報からどのようなことが明らかにしうるかという点に関し、方法論および最新の研究成果に関する知識の習得を目指す。
遺跡出土人骨を用いた研究には、人そのものについて研究する形質人類学と人が作り上げた社会や儀礼について研究する人骨考古学がある。本稿においてはそれぞれの研究成果に関して言及し、それぞれの研究分野の抱える課題についても言及する。

(In this lecture, we aim to acquire knowledge about methodologies and the latest research results regarding what can be clarified from archaeological information and data of human bones, targeting human bones excavated from archaeological sites. )
キーワード : 古人骨 考古学 遺跡 出土状況 葬送行為 親族組織 通過儀礼
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_A-1 [主体的な学び]
講義の内容を主体的に自分の研究に活かそうとする姿勢。
一次資料からどのような研究のプロセスを経て社会復元・モデル化が行われているかを理解できている。 一次資料からどのような研究のプロセスを経て社会復元が行われているかを理解できている。 一次資料に基づく事例研究が理解できている。 一次資料と社会復元のつながりが理解できていない。
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
遺跡出土人骨を用いた研究に関する知識と理解を深める。
古人骨の遺跡埋没時から研究資料化に至るプロセスを十分に理解する。 古人骨の遺跡埋没時から研究資料化に至るプロセスを概ね理解する。 古人骨の遺跡埋没時から研究資料化に至るプロセスを理解する。 古人骨の遺跡埋没時から研究資料に至るプロセスを十分に理解できていない。
U_C-1-2 [研究手法]
遺跡における層位論を用いた情報の読み取り及び分析データの読み取り方を理解する。
古人骨および出土状況から得られる情報を理解できるとともに、実際に引き出すことができる。 古人骨および出土状況から得られる情報を理解できる。 古人骨あるいは出土状況から得られる情報を理解できる。 古人骨および出土状況から得られる情報を理解できていない。
U_B-3b [歴史学コース固有の課題]
古人骨を用いた先史社会復元において何がどこまでわかっているのか、どこに課題があるのかを理解する。
古人骨および出土状況から得られる情報を総合的に検討・考察し記述することができる。 古人骨および出土状況から得られる情報を総合的に検討し記述することができる。 古人骨および出土状況から得られる情報を記述することができる。 古人骨および出土状況から得られる情報を記述することができていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 授業担当教員による解説を主とした形態であり、時折学生との質疑あるいは学生間での話し合いを通じてい関連の知識を深める。また、人骨の出土状況に関する一次資料に触れ、それまでの開設で得た知識により一次資料を読み解くことを求める。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : スライド資料(電子媒体)および板書
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ガイダンス1
2 人骨考古学A親族関係論 その他
3 人骨考古学B社会集団論
4 人骨考古学C葬送儀礼
5 人骨考古学D断体儀礼
6 人骨考古学E通過儀礼
7 人骨考古学の実践@ その他 人骨の出土状況を読み解く
8 人骨考古学の実践A その他 出土した人骨間の関係を探る

成績評価
観点→
成績評価方法
U_A-1
[主体的な学び]
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
U_C-1-2
[研究手法]
U_B-3b
[歴史学コース固有の課題]
備考(欠格条件、割合等)
出席
授業への貢献度
レポート

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : funahashi*scs.kyushu-u.ac.jpにメールで問い合わせのこと。
(*は@)

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)