文学部 人文学科 歴史学コース
西洋史学 専門分野
専門分野科目 (単位数 1)
専攻必修科目
対象学年:
対象学部等:
ヨーロッパ史学実習 II
European History (Practice II)
講義題目  ヨーロッパ史研究実践
教授
准教授
足立 孝
今井宏昌
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2024 前期
毎週 金曜4限
伊都イーストゾーン 西洋史研 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2024/4/10 (18:11)
授業の概要  ヨーロッパ史で論文を執筆するための基礎を実習する。
 歴史学研究の基盤は、史料の解読と先行研究の理解であるが、特に後者については具体的なテーマや方法論についての知見を習得しておく必要がある。ここでは、卒業論文を執筆するうえでの基礎作業として、以下の二つの課題に取り組む。
 第一に、卒業論文作成に向けた具体的なテーマの設定と、それに関する研究発表を行う。第二に、ヨーロッパ史関係の主要テーマ複数について、グループに分かれて研究発表を行う。いずれも、発表の後、相互討論、意見交換を行う。材料の選択や作業の手がかりなどについては、別個に個別指導を行う。

(This course is designed to introduce students to the discipline of history, the basic principle and theories of the historical science. Attention will be paid to examination of materials, historiography and redaction of report.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 西洋史学専門分野の3年次生は、この授業を必ず受講すること。
この科目はEU研究ディプロマプログラム(EU-DPs)開講科目に該当する。同プログラムについて、詳しくは以下のサイトを参照のこと。http://eu.kyushu-u.ac.jp/indexjp.html
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_A-1 [主体的な学び]
深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができる。
深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができる。 深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することがある程度できる。 深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出しすことができる。 深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出しすことができない。
U_A-2 [協働]
多様な知の交流を行い、他者と協働し問題解決にあたることができる。
多様な知の交流を行い、他者と協働し問題解決にあたることができる。 多様な知の交流を行い、他者と協働し問題解決にあたることがある程度できる。 多様な知の交流を行うことができる。 多様な知の交流を行うことができない。
U_B-3b [歴史学コース固有の課題]
先行研究を批判的に読む中で自らの問題関心を鋭敏にし、史・資料を解読し史跡を調査することにより、自らの視角から、ある特定の地域と時代の社会像を復原できる。
先行研究を批判的に読む中で自らの問題関心を鋭敏にし、史・資料を解読し史跡を調査することにより、自らの視角から、ある特定の地域と時代の社会像を復原できる。 先行研究を批判的に読む中で自らの問題関心を鋭敏にし、史・資料を解読し史跡を調査することにより、自らの視角から、ある特定の地域と時代の社会像をある程度復原できる。 先行研究を批判的に読む中で自らの問題関心を鋭敏にし、史・資料を解読し史跡を調査することができる。 先行研究を批判的に読む中で自らの問題関心を鋭敏にし、史・資料を解読し史跡を調査することができない。
U_C-1-1 [文献分析力]
それぞれの専門分野の基本文献を正確に解釈、分析することができる。
ヨーロッパ史研究の基本文献を正確に解釈、分析することができる。 ヨーロッパ史研究の基本文献をある程度正確に解釈、分析することができる。 ヨーロッパ史研究の基本文献を解釈、分析することができる。 ヨーロッパ史研究の基本文献を解釈、分析することができない。
U_C-1-2 [研究手法]
それぞれの専門分野に固有の問題設定を理解し、研究手法を正しく身に付けて実践し、必要な史資料や文献を収集できる。
それぞれの専門分野に固有の問題設定を理解し、研究手法を正しく身に付けて実践し、必要な史資料や文献を収集できる。 それぞれの専門分野に固有の問題設定を理解し、研究手法を正しく身に付けて実践し、必要な史資料や文献をある程度収集できる。 それぞれの専門分野に固有の問題設定を理解できる。 それぞれの専門分野に固有の問題設定を理解できない。
U_D [他者を尊重する公平な姿勢]
先行研究と自らの学説を批判的に討論し、自らの意見をより客観的視点から組み立て、他者の意見を尊重する、市民性のある公平な姿勢で論文を作成することができる。
先行研究と自らの学説を批判的に討論し、自らの意見をより客観的視点から組み立て、他者の意見を尊重する、市民性のある公平な姿勢で論文を作成することができる。 先行研究と自らの学説を批判的に討論し、自らの意見をより客観的視点から組み立て、他者の意見を尊重する、市民性のある公平な姿勢で論文を作成することがある程度できる。 先行研究と自らの学説を批判的に討論し、自らの意見をより客観的視点から組み立て、他者の意見を尊重することができる。 先行研究と自らの学説を批判的に討論し、自らの意見をより客観的視点から組み立て、他者の意見を尊重することができない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 事前に学修した基礎的な知識を基に、特定の題材や問題を取り上げて、さらに知識等を深めていく形態をとる。講義とは異なり、学生が主体的に考える学修姿勢が求められる。
学生同士でグループを作り、学生同士で話し合って課題等を進める授業方式。
特定の課題等に対する自身の意見や考えを取りまとめ、複数の学生の前で発表,、質疑応答をする形式の授業がある。
特定のテーマに関して複数人で議論をする授業がある。テーマに沿って自身の意見を整理し、その内容を他の学生に伝えることや、他の学生の意見に対して、賛成なのか、あるいは反対なのか自身の立場を示し、その理由とともに自身の意見を再考し、他の学生との合意点を探ることが求められる。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ガイダンス
2 出席者による研究発表、ならびに討論 実習
3 グループによる研究発表、ならびに討論 実習

成績評価
観点→
成績評価方法
U_A-1
[主体的な学び]
U_A-2
[協働]
U_B-3b
[歴史学コース固有の課題]
U_C-1-1
[文献分析力]
U_C-1-2
[研究手法]
U_D
[他者を尊重する公平な姿勢]
備考(欠格条件、割合等)
レポート
プレゼンテーション
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : レポート作成にあたっては、使用した資料の著者名、文献名、出版社、出版年を必ず明記すること。Webサイト等を利用した場合は、そのURLと最終確認年月日を記載すること。

特に文献やWebから文章を引用する場合、カギ括弧でくくるなど、レポート本文と区別した上で、出典を必ず明示すること。引用した文章をそのまま本文として使用することは剽窃(ひょうせつ)と呼ばれる禁止行為であり、著作権法違反にも該当する。

また不正受験行為と認定されれば、当該行為が行われた期(前期または後期)の基幹教育科目の履修を、実験、実習、実技科目を除き、原則としてすべて無効とする措置がとられるので、細心の注意を払うこと。
学習相談 学習相談 : 事前にアポイントメントをとること。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)