文学部 人文学科 文学コース
中国文学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生 3年生 4年生
対象学部等: 専攻学生に限る。
中国文学演習 IX
Chinese Literature (Seminar IX)
講義題目  中国白話小説講読
准教授 井口 千雪
科目ナンバリングコード: LET-HUM3549J
講義コード:
2024 前期
毎週 金曜3限
伊都イーストゾーン 中国文学研究室 教室
M/J科目 (日本語, 中国語)
更新情報 : 2024/2/28 (12:54)
授業の概要  明代に数多く刊行された白話小説作品には、当時の口頭語彙が用いられており、また文法が文言とも現代中国語とも異なっていることから、読解にはある程度の知識と技術が必要とされる。
 本演習ではその知識と技術の習得を目指し、読解に必要な工具書や語彙検索システムの指導を行いつつ、さらに、作品の背景に存在する当時の共通観念を学びながら、明代白話小説を読み進める。
 作品の成立過程をより深く理解するために、訳注だけでなく、複数のテキストの校勘、歴史資料との比較なども行う。

(Through the reading of some colloquial Chinese novels published in the Ming era, students will acquire and develop the practical skills and specialist knowledge needed for read these novels.)
キーワード :
履修条件 : 中国語
履修に必要な知識・能力 : この授業で扱う文献は、中高で習う「漢文」だけでなく、中国近世の話し言葉(白話)に基づいて書かれたものが多いため、外国語で中国語を履修していることが望ましい。
特記事項 なし
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(中国語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_A-1 [主体的な学び]
深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができる。
深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することが非常によくできる。 深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することがよくできる。 深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することがある程度できる。 深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができない。
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明できる。
それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを非常によく説明できる。 それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明することがよくできる。 それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明することがある程度できる。 それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明することができない。
U_C-1-1 [文献分析力]
それぞれの専門分野の基本文献を正確に解釈、分析することができる。
それぞれの専門分野の基本文献を正確に解釈、分析することが非常によくできる。 それぞれの専門分野の基本文献を正確に解釈、分析することがよくできる。 それぞれの専門分野の基本文献を正確に解釈、分析することがある程度できる。 それぞれの専門分野の基本文献を正確に解釈、分析することができない。
U_C-1-2 [研究手法]
それぞれの専門分野に固有の問題設定を理解し、研究手法を正しく身に付けて実践し、必要な史資料や文献を収集できる。
それぞれの専門分野に固有の問題設定を理解し、研究手法を正しく身に付けて実践し、必要な史資料や文献を収集することが非常によくできる。 それぞれの専門分野に固有の問題設定を理解し、研究手法を正しく身に付けて実践し、必要な史資料や文献を収集することがよくできる。 それぞれの専門分野に固有の問題設定を理解し、研究手法を正しく身に付けて実践し、必要な史資料や文献を収集することがある程度できる。 それぞれの専門分野に固有の問題設定を理解し、研究手法を正しく身に付けて実践し、必要な史資料や文献を収集することができない。
U_C-1-3 [表現力]
学問的な討論の場で、他者の意見を理解するとともに、自分の意見を明確に表現し、有効なコミュニケーションを取ることができる。
学問的な討論の場で、他者の意見を理解するとともに、自分の意見を明確に表現し、有効なコミュニケーションを取ることが非常によくできる。 学問的な討論の場で、他者の意見を理解するとともに、自分の意見を明確に表現し、有効なコミュニケーションを取ることがよくできる。 学問的な討論の場で、他者の意見を理解するとともに、自分の意見を明確に表現し、有効なコミュニケーションを取ることがある程度できる。 学問的な討論の場で、他者の意見を理解するとともに、自分の意見を明確に表現し、有効なコミュニケーションを取ることができない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 文献講読
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 最初の授業で資料を配布する。
参考書 : なし
授業資料 : なし

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ガイダンス 演習
2 『水滸伝』講読@ 演習
3 『水滸伝』講読A 演習
4 『水滸伝』講読B 演習
5 『水滸伝』講読C 演習
6 『水滸伝』講読D 演習
7 『水滸伝』講読E 演習
8 『水滸伝』講読F 演習
9 『金瓶梅』講読@ 演習
10 『金瓶梅』講読A 演習
11 『金瓶梅』講読B 演習
12 『金瓶梅』講読C 演習
13 『金瓶梅』講読D 演習
14 『金瓶梅』講読E 演習
15 『金瓶梅』講読F 演習

成績評価
観点→
成績評価方法
U_A-1
[主体的な学び]
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
U_C-1-1
[文献分析力]
U_C-1-2
[研究手法]
U_C-1-3
[表現力]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度 50%
レポート 50%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 学期末レポートの課題は「中国文学に関わる考察」(2000字程度)
学習相談 学習相談 : 授業の後、
及びオフィスアワー金曜4限(事前にメールでアポイントをとること)

授業以外での学習に当たって : 毎回授業の前に工具書や検索システムを用いて語彙の意味や典故を調べ、訳文を作っておくこと。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)