文学部 人文学科 文学コース
英語学・英文学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
英語学講義 VI
English Linguistics (Lecture VI)
講義題目  疑問節縮約現象と生成統語論
東北大学大学院国際文化研究科 教授 高橋 大厚
科目ナンバリングコード: LET-HUM3561J
講義コード:
2024 前期
集中
伊都イーストゾーン 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2024/2/29 (23:50) 〔授業日の前に必要な連絡を追記する場合がある。〕
授業の概要 英語における疑問節縮約現象について、その主たる特徴や生成統語論の枠組みにおける分析を考察する。具体的な言語事象を題材に生成統語理論の発展にも目を向ける。また、比較統語論的な観点から日本語やその他の言語における類似した現象も取り上げる。

(The main topic of this course is reduced questions in English. We will consider their major properties and their analysis within the framework of generative syntax. We will learn how the theory of generative syntax has developed by looking at the specific phenomenon of question reduction. We will also consider similar phenomena in Japanese and other languages and analyze them in terms of comparative syntax. )
キーワード : 疑問節、省略、生成統語論、比較統語論
履修条件 : 生成文法に関する初歩的な知識があることが望ましい。
履修に必要な知識・能力 : 英語の例文を文法的に分析する能力、課題レポートを作成するための文章構成力とワープロのスキル
特記事項 開講時期:7月2日〜7月5日
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_A-1 [主体的な学び]
深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができる。
授業の内容を踏まえ、関連する文献を自発的に調べ、内容を理解できる。関連するデータを自発的に収集し、分析できる。 授業で扱った文献を自力で理解することができ、授業で扱ったデータを自力で分析できる。 授業の内容を理解できる。理解が難しいところは積極的に質問等で理解しようとする。 授業の内容が理解できない。
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明できる。
生成英語統語論の全体像をある程度把握し、その観点から具体的な事象を分析できる。 授業で扱った範囲において、理論的な考察を理解し、具体的な英語の例文を分析できる。 授業で扱った英語の事象や分析法を理解できる。 授業で扱った英語の事象や分析法が理解できない。
U_C-1-2 [研究手法]
それぞれの専門分野に固有の問題設定を理解し、研究手法を正しく身に付けて実践し、必要な史資料や文献を収集できる。
授業で扱ったものを含め様々な具体的な例文を生成統語論的な手法で分析できる。 授業で扱った具体的な例文を生成統語論的な手法で分析できる。 授業で解説された生成統語論的な研究手法を理解できる。 授業で解説された生成統語論的な研究手法を理解できない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 授業担当教員による講義を主に、受講生間のディスカッションも加え、扱うトピックを学習する。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 講義資料(ハンドアウト、PDF形式)
参考書 : Ross, J. R. 1969. Guess who? Papers from the 5th Regional Meeting of the Chicago Linguistic Society. 252-286. CLS. (Reprinted in Merchant, J. and A. Simpson. 2012. Sluicing: Cross-linguistic perspectives. Oxford University Press.)
Merchant, J. 2001. The syntax of silence: sluicing, islands, and the theory of ellipsis. Oxford University Press.
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 導入 グループディスカッション 参考書に目を通しておく。
2 英語における疑問節縮約1 グループディスカッション 参考書を読み理解する。授業後はハンドアウトの内容を復習する。
3 英語における疑問節縮約2 グループディスカッション 参考書を読み理解する。授業後はハンドアウトの内容を復習する。
4 英語における疑問節縮約3 グループディスカッション 参考書を読み理解する。授業後はハンドアウトの内容を復習する。
5 英語における疑問節縮約4 グループディスカッション 参考書を読み理解する。授業後はハンドアウトの内容を復習する。
6 英語における疑問節縮約5 グループディスカッション 参考書を読み理解する。授業後はハンドアウトの内容を復習する。
7 英語における疑問節縮約6 グループディスカッション 参考書を読み理解する。授業後はハンドアウトの内容を復習する。
8 英語における疑問節縮約7 グループディスカッション 参考書を読み理解する。授業後はハンドアウトの内容を復習する。
9 英語以外の言語との比較1 グループディスカッション 参考書を読み理解する。授業後はハンドアウトの内容を復習する。
10 英語以外の言語との比較2 グループディスカッション 参考書を読み理解する。授業後はハンドアウトの内容を復習する。
11 英語以外の言語との比較3 グループディスカッション 参考書を読み理解する。授業後はハンドアウトの内容を復習する。
12 英語以外の言語との比較4 グループディスカッション 参考書を読み理解する。授業後はハンドアウトの内容を復習する。
13 英語以外の言語との比較5 グループディスカッション 参考書を読み理解する。授業後はハンドアウトの内容を復習する。
14 英語以外の言語との比較6 グループディスカッション 参考書を読み理解する。授業後はハンドアウトの内容を復習する。
15 まとめ グループディスカッション 授業後は、授業全体のテーマを振り返る。課題レポートを作成し、提出する。

成績評価
観点→
成績評価方法
U_A-1
[主体的な学び]
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
U_C-1-2
[研究手法]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 80%
授業への貢献度 20%(グループディスカッションを通した授業への参加度など)

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 授業終了時やメールなどによる質問等を受け付ける。

授業以外での学習に当たって : 参考書にあげた文献を事前に入手し理解しておく。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)