文学部 人文学科 文学コース
独文学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
ドイツ語学講義 II
German Language (Lecture II)
講義題目  近代初期の身体論
准教授 田口 武史
科目ナンバリングコード: LET-HUM2612J
講義コード:
2024 前期
毎週 金曜3限
伊都イーストゾーン 独文演習室 教室
M/J科目 (日本語, German)
更新情報 : 2024/3/15 (13:24)
授業の概要 この授業では、18世紀末から19世紀初頭にかけての「体育」ないし「身体教育」に関する一次文献を読む。
啓蒙主義からロマン主義へと移り変わる時期のドイツでは、身体に対する関心が急速に高まっていった。それは一方でルソーの新しい人間観と教育思想に触発されたからであり、他方で社会の近代化にともなって一人一人の人間に政治的・経済的主体としての質が要求されるようになったからである。さらに、啓蒙主義の理性信奉に対する反発、いわゆる「ギリシア熱(Philhellenismus)」の高まりやナポレオン戦争などを契機として、それまで見過ごしてきた自らの身体を再発見するに至ったと考えられる。したがって、身体を巡るこの時代の言説から、我々は近代初期のドイツにおけるこうした諸々の変化を読み取ることができるだろう。
以上の前提で、主にC.G.Salzmann、J.C.F.GutsMuthsのテクストを抜粋して読んでゆく。また文献読解(独文和訳や資料読解)と並行して、政治的・文化的・思想的背景も確認する。

(This class will read primary literature on the "body" or "physical exercise" from the late 18th to the early 19th century Germany and discuss it in the context of the cultural and social background.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(ドイツ語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-1 [人文学の広範な知識と理解]
人文学全般の多様な専門分野の基礎知識を身につけ、人文学固有の思考や方法を説明できる。
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解し、応用ないし批判的に検証できる。 人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解し、敷衍しつつ説明できる。 人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解し、正確に説明できる。 人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解している。
U_B-3c [文学コース固有の課題]
それぞれの専門分野の基本文献を正確に解釈、分析することができる。
「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深めるとともに、これを応用ないし批判的に検証できる。 「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深めるとともに、これを敷衍しつつ説明できる。 「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深めるとともに、これを正確に説明できる。 「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深めている。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : テキスト(紙媒体ないし電子媒体、教員が準備します)
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション
2 資料講読とディスカッション
3 資料講読とディスカッション
4 資料講読とディスカッション
5 資料講読とディスカッション
6 資料講読とディスカッション
7 資料講読とディスカッション
8 資料講読とディスカッション
9 資料講読とディスカッション
10 資料講読とディスカッション
11 資料講読とディスカッション
12 資料講読とディスカッション
13 資料講読とディスカッション
14 資料講読とディスカッション
15 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-1
[人文学の広範な知識と理解]
U_B-3c
[文学コース固有の課題]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度 70%
レポート 30%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)