文学部 人文学科 人間科学コース
言語学・応用言語学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
言語学・応用言語学演習 X
Linguistics and Applied Linguistics (Seminar X)
講義題目  「言語の脳科学」を読む
講師 太田 真理
科目ナンバリングコード: LET-HUM3720J
講義コード:
2024 後期
毎週 木曜2限
伊都イーストゾーン E104 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2024/2/14 (23:29)
授業の概要 この授業では、「言語の脳科学」を教科書に、言語脳科学の基礎を学ぶ。授業は演習形式で行うため、あらかじめ各章の担当者を決めた上で、担当者は授業までに内容の要旨をまとめてくること。

(Students will be able to learn the basics of the neurobiology of language through reading Sakai (2002). A student will be assigned to each chapter in the first class, and the student in charge should prepare a summary of the content before class.)
キーワード : 言語脳科学、言語、脳
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 初回ガイダンスを兼ねた授業で担当者を決めるため、履修希望者は必ず初回授業に参加すること。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明できる。
文献の内容を把握した上で、新しい研究を行う際にどのような手法を用いるか自分なりに説明できる。 文献の内容を把握した上で、研究間の関係についても説明できる。 文献の内容を把握できている。 文献の内容を把握できていない。
U_C-1-1 [文献分析力]
それぞれの専門分野の基本文献を正確に解釈、分析することができる。
文献の内容を正しく要約した上で、新規性の高い分析・考察を加えている。 文献の内容を正しく要約した上で、発表者なりの分析・考察を加えている。 文献の内容を正しく要約できている。 文献の内容が理解できていない。
U_C-1-2 [研究手法]
それぞれの専門分野に固有の問題設定を理解し、研究手法を正しく身に付けて実践し、必要な史資料や文献を収集できる。
研究で用いられた手法を理解した上で、手法の限界・利点・欠点などについても説明することができる。 研究で用いられた手法を理解している。 研究で用いられた手法の概要を理解している。 研究手法についての理解が誤っている。
U_B-3d [人間科学コース固有の課題]
「人間」・「社会」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深め、学生自ら設定したテーマで論文を作成できる。
「人間」・「社会」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深め、学生自ら設定したテーマで論文を作成できる。 人間存在への理解を深め、学生自ら設定したテーマで論文を作成できる。 人間存在への理解を深め、学生自ら設定したテーマで論文を作成する準備ができている。 学生自ら設定したテーマで論文を作成できない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 教科書の各章を担当する学生が、あらかじめ資料(形式自由)で要旨・疑問点をまとめてきた上で、授業中に適宜質疑応答を行う。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 酒井邦嘉 (2002) 「言語の脳科学:脳はどのようにことばを生み出すか」 東京:中央公論新社
参考書 :
授業資料 : http://hdl.handle.net/2324/1000917054

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 初回ガイダンス、担当者決め
2 脳‐心‐言語 演習
3 獲得と学習―人間はチンパンジーとどこが違うか 演習
4 モジュール仮説―言語はどこまで分けられるか 演習
5 普遍文法と言語獲得装置―言語学とは何か 演習
6 言語の脳科学―言語はどのようにして調べられるか 演習
7 言語の機能局在―言語に必要な脳の場所 演習
8 言語野と失語―左脳と右脳の謎 演習
9 自然言語処理―人工知能の挑戦 演習
10 言語入力の脳メカニズム―単語から文へ 演習
11 文法処理の脳メカニズム―文法は脳にある 演習
12 手話への招待―音のない言葉の世界へ 演習
13 言語獲得の謎―言葉はどのようにして身につくか 演習
14 感受性期とは何か―子どもは言語の天才 演習
15 全体のまとめ 演習

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
U_C-1-1
[文献分析力]
U_C-1-2
[研究手法]
U_B-3d
[人間科学コース固有の課題]
備考(欠格条件、割合等)
プレゼンテーション 70%
授業への貢献度 30%
出席 出席が8回以下の学生は成績評価の対象外です。

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : メールにて適宜受け付ける。

授業以外での学習に当たって : 担当者はあらかじめ発表資料の準備を行うこと。準備をする上で不明な点があれば、担当回の1週間前までに教員にメールで相談すること。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)