文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生 3年生 4年生
対象学部等:
心理学講義 VI (神経・生理心理学)

講義題目  心理学講義 VI (神経・生理心理学)
福岡県立大学人間社会学部 准教授 麦島 剛
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2024 後期
毎週 金曜2限
伊都イーストゾーン E105(70) 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2024/2/29 (18:58)
授業の概要 心理学が研究対象とする知覚・認知・学習・情動・こころの不調・神経心理学的症状などを理解するには、脳を中心とする身体のはたらきとの関係を知ることが意義深い。この授業ではまず神経科学の基本的知識を講義し、次にこころと脳との関係を解説する。

(To understand psychological phenomena including perception, cognition, learning, emotion and neuropsychological disorder, it is meaningful to study the relationship between the phenomena and the functions of the brain. In this lecture, the fundamentals of neuroscience are first introduced, then findings and theories in physiological psychology are elucidated.)
キーワード : 脳とこころ
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業 授業中に案内する。
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(公民)
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明できる。
神経細胞および脳の構造と機能、心理学的諸事象の神経基盤について体系的で詳細な理解が非常にできている。 神経細胞および脳の構造と機能、心理学的諸事象の神経基盤についての体系的で詳細な理解ができている。 神経細胞および脳の構造と機能、心理学的諸事象の神経基盤についての体系的で詳細な理解がやや不十分ながらできている。 神経細胞および脳の構造と機能、心理学的諸事象の神経基盤についての体系的で詳細な理解ができているとはいえない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 板書とプリント(紙媒体もしくはmoodle)を中心に行う。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : テキストは特に定めない。
板書と配付資料を用いながら進める。
参考書 : 推薦する参考図書は以下の通り。
Carlson, N. R., Birkett, M. A.(中村克樹 監訳)(2022)カールソン神経科学テキスト −脳と行動− 原書13版 丸善出版
岡田隆他 (2015) 生理心理学 第2版 サイエンス社
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 生理心理学・精神生理学・神経心理学
2 神経細胞の構造と機能(1)活動電位
3 神経細胞の構造と機能(2)伝導
4 神経細胞の構造と機能(3)シナプスと神経薬理
5 神経細胞の構造と機能(4)神経伝達物質1
6 神経細胞の構造と機能(5)神経伝達物質2
7 脳の構造と機能(1)脳幹・間脳
8 脳の構造と機能(2)大脳基底核
9 脳の構造と機能(3)大脳辺縁系
10 脳の構造と機能(4)大脳新皮質(後頭葉・側頭葉)
11 脳の構造と機能(5)大脳新皮質(頭頂葉・前頭葉)
12 意識・覚醒・睡眠・脳波
13 学習・認知・記憶・動機
14 こころの不調(1)統合失調症・抑うつ
15 こころの不調(2)発達障害・臨床神経心理学

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 期末試験で評価するので受験は必須である。合理的な理由で受験できない場合は個別に代替措置をとる。

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 本務校のメールアドレスへの電子メールにて適宜対応する。

授業以外での学習に当たって : 授業では体系的にエッセンスを講義する。しかし生理心理学の知見をすべて紹介するだけの時間はない。授業で築いた土台を踏まえて、参考図書として示した書籍等をひも解いてほしい。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)