文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
運動構造・機能障害学演習(人体の構造と機能及び疾病)

講義題目  運動構造・機能障害学演習(人体の構造と機能及び疾病)
教授 遠矢 浩一
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2024 前期
毎週 火曜3限
伊都イーストゾーン 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2024/4/1 (12:47)
授業の概要 からだを動かすことは、心身の健康の基礎/基本である。

この授業では,関節の痛み,姿勢のゆがみ,動作の不調(座る,立つ,歩く,走る,投げる等)の理由をからだの構造と機能を知ることによって理解し,自分自身で,あるいは,他者の心身の不調を改善していくための基礎知識を獲得することをめざす。

姿勢や動きの不調を改善,回復するためには,「からだにとって自然な動き」を知ることが大切である。手・腕・足を動かす,体幹をまげる,のばす,ひねる,まわす,といったあらゆる動作を,からだの構造の理にかなったかたちで行うことに意味がある。自然な動きができるということは,からだに「無理のない」日常生活を可能とするからである。 

この授業を通して,心身の不調と身体運動の関係性について検討する。

頸,肩,膝,腰の痛み等を防止し,軽減するための考え方を知ると同時に,各種スポーツ,日常生活活動における留意点等の知識とリラクセーション等の考え方を知ることを目指す。

また,将来,脳性まひ等の運動障害者のリハビリテーションに携わることを希望する学生,障害者スポーツ等に関わることを希望する学生、高齢者支援を職業とすることを希望する学生、生物学的な観点からいう女性アスリートに不可欠な支援の観点を学びたい学生等は,本授業を通して,包括的な動きの支援の在り方について考える機会としていただきたい。

(In this seminar, we will study human anatomical system of body movement relating to many kinds of conditions in the neck, shoulder, hip-joint, legs, etc. For the rehabilitation of athlete or people with physical disabilities including cerebral palsy, these exact and practical knowledge is necessary to facilitate their movement control. Learning these body-system, it is anticipated that all the students in this class will be able to re-think about human-bodily conditions deeply and utilize its knowledge and techniques in the future-practical work for the person with special needs. )
キーワード : 身体運動 心身不調 姿勢 アスリート 障害 リハビリテーション スポーツ
履修条件 : 1.双方向議論を主とする演習授業であるため人数を制限します。   ●上限16名までとします。     ●人数が多い場合には選考します。   ●2年生,3年生を優先します。   ●公認心理師関連の教育学部開講科目であるため教育学部学生を優先して選考します。     2.学生間でのグループディスカッション,学生−教員との個別のディスカッションを対面で実施しながら進める授業です。本授業でのディスカッションは対面・口頭で必ず参加していただきます。その旨,了承の上,受講を希望してください。 3.授業は,教室対面で実施しますが,Visible bodyというアプリケーション画像やその他の関連画像をZOOMにて教員のPCから画面共有しながら行います。毎回,必ず,PCとイヤホンを持参してください。 詳細はMoodleの記載内容を確認してください。
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 公認心理師受験資格取得のための25科目の1つである。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
適用・分析(知識・理解の応用)
教育、人間、心理、社会、文化に関する自然科学・社会科学的および人文科学的アプローチの方法論を活用し、総合的に考察することができる
筋,骨格の構造を理解し,各種運動を生起させる関節運動のメカニズムを説明できる。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : VISIBLE BODY 九州大学サイトから利用可能
Moodleを確認してください。
参考書 : VISIBLE BODY 九州大学サイトから利用可能
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション 授業内容の説明 授業履修の有無を決定すること。
2 筋・骨格の基本構造を知る 1 筋骨格の名称,基本的知識を学ぶ VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
3 筋・骨格の基本構造を知る 2 筋骨格と運動の関係性について学ぶ VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
4 筋・骨格の基本構造を知る 3 筋活動の連動性と姿勢・運動について考える VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
5 身体運動各論 1 脊柱の構造,運動,および症状 1 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
6 身体運動各論 2 脊柱の構造,運動,および症状 2 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
7 身体運動各論 3 脊柱の構造,運動,および症状 3 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
8 身体運動各論 4 骨盤および股関節の構造,運動および症状 1 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
9 身体運動各論 5 骨盤および股関節の構造,運動および症状 2 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
10 身体運動各論 6 膝の構造,運動,および症状 1 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
11 身体運動各論 7 膝の構造,運動,および症状 2 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
12 身体運動各論 8 肩の構造,運動,および症状 1 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
13 身体運動各論 9 肩の構造,運動,および症状 2 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
14 からだの支援について考える 1 からだの不調と支援の在り方について考える 1 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
15 からだの支援について考える 2 からだの不調と支援の在り方について考える 2 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること

成績評価
観点→
成績評価方法

適用・分析(知識・理解の応用)
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 出席と平素の成績および最終レポート
小テスト 教員の指示により適宜実施
レポート 教員の指示により適宜実施
プレゼンテーション 毎回、全員が教員との質疑応答、ディスカッションを行う。ディスカッションは,対面・口頭で実施する。
出席 最重視。欠席1回につき10点を減点。60点未満は,単位修得不可。

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 随時。事前にメールにて連絡すること。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)