文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 4年生
対象学部等:
臨床アクション・メソッド論演習(福祉心理学)

講義題目  臨床アクション・メソッド論演習(福祉心理学)
准教授 古賀 聡
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2024 前期
毎週 木曜1限
伊都イーストゾーン 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2024/3/22 (14:44)
授業の概要 心理支援の実践において必要とされる,心理検査や心理面接,地域援助について学ぶ。特に思春期・青年期の自閉スペクトラム症,注意欠如・多動症,限局性学習症等の発達障害に焦点を当て,心理支援に必要とされる基本的な知識と技能を修得する。特に、プレイセラピー、ロールプレイング、リラクセイションなどの行為表現を媒介とする心理支援のあり方をまなぶ。これらの臨床実習を通して、児童福祉領域での発達臨床的支援の実践について学ぶ。

本授業は、総合臨床心理センターに来談しているクライエントに関わる臨床経験を含むため、「教育学部4年生のみ」受講を認めます。さらに、学部3年生までに臨床心理学、発達支援、障害児支援に関する授業を履修している学生のみ受講を認めます。

(Attending on the group therapy for children with developmental disabilities coming to the Center for clinical psychology and Human Development in Kyushu-University )
キーワード : 児童福祉、発達支援、集団心理療法、コミュニケーション
履修条件 : 臨床的ニーズを抱えている子どもと家族に関わる臨床実習のため以下の履修条件を満たしていること。 @教育学部4年生で、指導教員の推薦を受けていること A教育学部3年後期に「もくもくグループ」にボランティアとして参加していること B教育学部の2年生、3年生までに臨床心理学、障害児臨床学、生涯発達心理学等の関連する授業を既に履修していること C特別な配慮を必要とする子どもたちを対象とした集団療法に参加するため、以下の基本的知識と態度を有していること。 ・臨床心理学、障害児臨床学、生涯発達心理学等に関する基礎知識を有していること ・支援を必要とする子どもとその保護者に適切な対応を行うための社会性、常識性、共感性 ・遊戯療法、心理劇、動作法などの臨床心理学技法についての基礎的知識と経験を有していること 総合臨床心理センターに来談するクライエントに関わる臨床実習ですから、成績評価に関わらず毎回の出席は必須です。 記録の作成、援助計画の作成などかなりの授業時間外の学習が必要となります。 責任感をもって取り組むことが授業履修の条件となります。
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 臨床経験を含む演習授業のため、本授業を履修できるのは【教育学部4年生】で、下記の「履修条件」を満たすものである。
履修を希望するものは、4月3日(水)までに下記アドレスまでメールで連絡すること。
koga@hes.kyushu-u.ac.jp


【履修条件】 臨床的ニーズを抱えている子どもと家族に関わる臨床実習のため
@教育学部4年生で、指導教員の推薦を受けていること
A教育学部3年後期に「もくもくグループ」にボランティアとして参加していること
B教育学部の2年生、3年生までに臨床心理学、障害児臨床学、生涯発達心理学等の関連する授業を既に履修していること
C特別な配慮を必要とする子どもたちを対象とした集団療法に参加するため、以下の基本的知識と態度を有していること。
・臨床心理学、障害児臨床学、生涯発達心理学等に関する基礎知識を有していること
・支援を必要とする子どもとその保護者に適切な対応を行うための社会性、常識性、共感性
・遊戯療法、心理劇、動作法などの臨床心理学技法についての基礎的知識と経験を有していること

総合臨床心理センターに来談するクライエントに関わる臨床実習ですから、成績評価に関わらず毎回の出席は必須です。
記録の作成、援助計画の作成などかなりの授業時間外の学習が必要となります。
責任感をもって取り組むことが授業履修の条件となります。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
評価・創造(新しい知見の創出)
自社会の価値観や制度を相対化する柔軟な視点を身につけ、多様で複雑な価値観の中で課題を見出す発想力を持ち、教育や心理の実践現場において解決策を探求できる。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 軽度発達障害児のためのグループセラピー(針塚進監修・遠矢浩一編著、ナカニシヤ出版社)
参考書 : 適宜紹介します
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション@ 発達支援のニーズがある児童・青年への福祉、心理支援、発達支援のあり方を理解する Moodle資料とテキストの読解
2 オリエンテーションA 発達支援のニーズがある児童・青年へのグループアプローチの理論と方法論について学ぶ Moodle資料とテキストの読解
3 オリエンテーションB 発達支援のニーズがある子どもの家族・保護者の心理と支援について学ぶ Moodle資料とテキストの読解
4 事例検討@「事例理解」 発達支援ニーズがある児童・青年の発達歴・生活歴・相談歴による事例検討と事例理解を深めるためのディスカッションを行う 事例記録(カルテ)の読解
5 事例検討A「支援方法の立案」 発達支援ニーズがある児童・青年のグループセラピーにおけるアプローチについて立案しプレゼンテーションとディスカッションを行う 事例記録(カルテ)の読解
支援プログラムの立案
6 心理教育セッションの陪席 教員による保護者を対象とした心理教育セッションに陪席し、保護者の観察・記録を行う Moodle資料とテキストの読解
記録の整理
7 グループセラピー演習(児童・青年) 発達支援ニーズのある児童・青年のグループセラピーに参加する 記録の作成
8 カンファレンス 前回のグループセラピーの記録にもとづくプレゼンテーションとディスカッションを行う 記録の作成・整理
9 グループセラピー演習(保護者) 発達支援のニーズのある子どもの保護者のグループセラピーに参加する 記録の作成
10 カンファレンス 前回のグループセラピーの記録にもとづくプレゼンテーションとディスカッションを行う 記録の作成・整理
11 グループセラピー演習(児童・青年) 発達支援のニーズのある子どもの保護者のグループセラピーに参加する 記録の作成
12 カンファレンス 前回のグループセラピーの記録にもとづくプレゼンテーションとディスカッションを行う 記録の作成・整理
13 グループセラピー演習(保護者) 発達支援のニーズのある子どもの保護者のグループセラピーに参加する 記録の作成
14 カンファレンス 前回のグループセラピーの記録にもとづくプレゼンテーションとディスカッションを行う 記録の作成・整理
15 ケーススーパービジョンとまとめ グループセラピー演習の経過をまとめ、プレゼンテーションとディスカッションを行う 記録のまとめ、ケースレポートの作成

成績評価
観点→
成績評価方法

評価・創造(新しい知見の創出)
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度 もくもくグループへの参加態度によって成績評価を行います
出席 セラピーセッション、カンファレンスへの理由ない欠席は減点の対象とします

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 特別な支援を必要とする児童とその保護者への臨床的関わりを中心とした授業です。不明な点は、担当教員に相談してください。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)