文学部 人文学科 人間科学コース
比較宗教学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
比較宗教学講義 I
Comparative Religions (Lecture I)
講義題目  「宗教」と「戦争・軍事」の交錯
桃山学院大学社会学部 教授 石川 明人
科目ナンバリングコード: LET-HUM2811J
講義コード:
2024 前期
集中
伊都イーストゾーン 後日掲示 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2024/3/6 (11:39)
授業の概要 この授業では、「宗教と戦争の交錯」をさしあたりのテーマとする。「宗教」は人間ならではの営みであるが、「戦争・軍事」も同じく人間ならではの営みだと言える。ここでは、そうした「宗教」と「戦争・軍事」が重なり合う部分をとおして、人間、社会、さらには平和について再考するきっかけを得ていただくことが究極的な狙いである。基本的にはキリスト教を中心に戦争・軍事・平和の問題について見ていくが、同時に、アメリカの従軍チャプレンや昭和の日本軍など、なるべく幅広い事例を紹介したいと考えている。

(The theme of this class is "Religion and War". Religion is a unique human activity, and war and military affairs are also unique human activities. The ultimate aim of this class is to provide an opportunity to reconsider human beings, society and peace through the overlap between "religion" and "war/military affairs". We will look at issues of war, military and peace focusing mainly on the history of Christianity, but we will also consider American military chaplains and the Japanese Army in the Showa era.)
キーワード : 宗教、キリスト教、戦争、軍事、平和
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 8月後半〜9月前半あたりの実施を予定。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(公民)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-1 [人文学の広範な知識と理解]
キリスト教における戦争観・平和観を理解すること。
キリスト教史における戦争と平和の問題について、極めて正確かつ詳細に理解している。 キリスト教史における戦争と平和の問題について、基本的な事柄を正しく理解している。 キリスト教史における戦争と平和の問題について、最低限のことを理解している。 キリスト教史における戦争と平和の問題について、十分に理解できていない。
U_B-1 [人文学の広範な知識と理解]
「宗教」と「戦争・軍事」の多様な関連を知ること。
宗教と戦争・軍事の多様な関連について、極めて正確かつ詳細に理解している。 宗教と戦争・軍事の多様な関連について、基本的な事柄を正しく理解している。 宗教と戦争・軍事の多様な関連について、最低限のことを理解している。 宗教と戦争・軍事の多様な関連について、十分に理解できていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 授業担当教員による解説(又は板書)を主とした形態であり,時折,学生との問答を通じて,関連の知識を深めていく。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : ・板書、スライド資料
参考書 : 参考文献については適宜紹介する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 宗教と戦争という人間ならではの営み――従軍チャプレンの問題を糸口にして
2 まずはキリスト教文化の基本を振り返る
3 キリスト教はそもそもどのように誕生し発展たのか
4 聖書における「戦争」と「平和」
5 キリスト教と戦争の関係――カトリックの場合
6 キリスト教と戦争の関係――プロテスタントの場合
7 キリスト教と戦争の関係――初期キリスト教の場合
8 文化としての戦争・軍事
9 戦争の原因についての諸説
10 戦争のなかの宗教――兵士たちのお守り・迷信・験担ぎ
11 戦争における「精神」「士気」「宗教」
12 日本軍における「宗教」の関わり
13 宗教と戦争の交錯点
14 戦争と平和のジレンマ
15 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-1
[人文学の広範な知識と理解]
U_B-1
[人文学の広範な知識と理解]
備考(欠格条件、割合等)
レポート

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)