文学部 人文学科

人文学科共通科目 (単位数 1)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
人文学 D-2
The Humanities D-2
講義題目  人文学Ⅾ−2「しるす」
教授
准教授
川平 敏文
荒木 和憲
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2024 冬クォータ
毎週 水曜2限
伊都イーストゾーン B112 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2024/2/29 (18:09) 〔毎回、Moodleに200〜300字程度のコメントを提出すること。〕
授業の概要 人文学科共通科目「人文学」は、各専門分野のトピックにとどまらず、より広い視野から人文学というものをとらえていくための科目です。かつて坂部恵氏は、「しるし」、「うつし」、「かたり」、「ふるまい」といった日本語の思考と西洋的思考との往還を通して、自然と文化の関係や自己と他者の関係など,人文学にとって基本となる諸問題を考察しました。この科目では、この発想を借用しつつ、「ふれる」という問題を加えることで、個人と社会、そして人文学が直面する諸課題を、各専門分野の知見から考察することを目指します。
本年度後期開講の「人文学D-2」は、日本文学の専門家と日本史学の専門家がタッグを組み、「しるす」をテーマとして講義をします。両者は同じく日本で生成された史資料を中心に扱いますが、研究目的や方法論は相違するところもあります。いくつかの共通テーマを設定し、それぞれの研究の特徴が浮き彫りになるようにしたいと思います。

(In this year's "Humanities D-2," a specialist in Japanese literature and a specialist in Japanese history will team up to lecture on the theme of "writing.)
キーワード : 文学、歴史、文書、資料
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-1 [人文学の広範な知識と理解]
人文学全般の多様な専門分野の基礎知識を身につけ、人文学固有の思考や方法を説明できる。
人文学全般の多様な専門分野の基礎知識を身につけ、人文学固有の思考や方法を十分に説明できる。 人文学全般の多様な専門分野の基礎知識を身につけ、人文学固有の思考や方法を概ね説明できる。 人文学全般の多様な専門分野の基礎知識を身につけ、人文学固有の思考や方法を少しは説明できる。 人文学全般の多様な専門分野の基礎知識を身につけ、人文学固有の思考や方法を説明できない。
U_A-1 [主体的な学び]
深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができる。
深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することが十分にできる。 深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することが概ねできる。 深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することが少しはできる。 深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : レジュメ資料を配布することがある
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 1:史資料の形態(文書/書籍、手書き/印刷など)
2:史資料の内容(創作/記録、漢文/和文など)
3:史資料の伝来(文庫/コレクションの歴史、保存と公開など)
という3つのテーマについて、前半は川平(日本近世文学)、後半は荒木(日本中世史学)がそれぞれ3回ずつ講義する。
2 最終回は、川平・荒木と合同で、学生のコメントについてフィードバックする。

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-1
[人文学の広範な知識と理解]
U_A-1
[主体的な学び]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 50%
授業への貢献度 50%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : •授業コメントは1回未提出につき、10点減点とする(第2回以降)。
•4回未提出(初回を除く)の時点で失格となり、レポートの提出資格を失う。
•レポートは2000字以上で作成。詳しくは授業のなかで説明する。
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)