文学部 人文学科

古典語 (単位数 1)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
古典語(漢文) III
Classical Chinese III
講義題目  中国古典文学に親しむ
本務なし 稲森 雅子
科目ナンバリングコード: LET-HUM3024J
講義コード:
2024 前期
毎週 水曜3限
伊都イーストゾーン B112 教室
M/J科目 (日本語, 中国語)
更新情報 : 2024/2/2 (18:03)
授業の概要 清代末期の女流文人単士釐による『癸卯旅行記』(1903年)を会読する。本書は伝統的古文で書かれた中国人女性初の海外旅行記(東京→サンクトベテルブルク)である。周知のとおり訓読は、いわゆる漢文を日本語化して読むために考案された方法である。訓読によって作品を読み解きつつ、二十世紀初頭の東アジアを概説する。

(This course aims to develop students' skills in the kun'yomi method and basic reading comprehension of Chinese texts, focusing on classical Chinese literary works written in a traditional style. Students will read this work through the kun'yomi and understand the author's feelings and the social situation at the time.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
中国古典文学作品を漢文訓読法を用いて読解する。
「訓読文」に基づき、「現代語」に置き換えることができ、さらに日本語として自然な表現ができる。 「訓読文」に基づき、「現代語」に置き換えることができ、第三者にも理解される日本語表現ができる。 「訓読文」に基づき、ひとまずは「現代語」に置き換えることができる。 「訓読文」に基づき、「現代語」にどのように置き換えてよいかわからない。
U_C-1-1 [文献分析力]
中国古典文学に関する基本文献を正確に解釈、分析することができる
文献を非常に精確に解釈・分析している。 文献をよく精確に解釈・分析している。 文献を精確に解釈・分析しようと試みている。 文献を精確に解釈・分析するための努力をしていない。
U_B-3c [文学コース固有の課題]
研究手法や資料へのアプローチの仕方を理解する。
従来の先行研究が採用してきた研究手法とその内容を十分に理解できる。 従来の先行研究が採用してきた研究手法とその内容を理解できる。 従来の先行研究が採用してきた研究手法とその内容をある程度は理解できる。 従来の先行研究が採用してきた研究手法とその内容が理解できない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 授業担当教員による解説(又は板書)を主とした形態であり,時折,学生との問答を通じて,関連の知識を深めていきます。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : プリントを毎回配布する(単士釐『癸卯旅行記』影印)
参考書 : 銭単士釐撰・鈴木智夫訳註『癸卯旅行記訳註 : 銭稲孫の母の見た世界』(汲古書院, 2010年)
漢和辞典を持参のこと
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ガイダンス
2 『癸卯旅行記』会読@
3 『癸卯旅行記』会読A
4 『癸卯旅行記』会読B
5 『癸卯旅行記』会読C
6 『癸卯旅行記』会読D
7 『癸卯旅行記』会読E
8 『癸卯旅行記』会読F
9 『癸卯旅行記』会読G
10 『癸卯旅行記』会読H
11 『癸卯旅行記』会読I
12 『癸卯旅行記』会読J
13 『癸卯旅行記』会読K
14 『癸卯旅行記』会読L
15 『癸卯旅行記』会読M

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
U_C-1-1
[文献分析力]
U_B-3c
[文学コース固有の課題]
備考(欠格条件、割合等)
出席 20%
授業への貢献度 20%
レポート 60%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 授業後に対応する予定です。
連絡先については、授業内で必要に応じて伝達します。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)