文学部 人文学科 哲学コース
哲学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
近現代哲学講義 II
Modern Philosophy (Lecture II)
講義題目  ハイデガーの技術の哲学
東北大学大学院情報科学研究科 教授 森 一郎
科目ナンバリングコード: LET-HUM2122J
講義コード: 17057000
2017 後期
集中
箱崎 哲学演 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/2/20 (14:26)
授業の概要 マルティン・ハイデガーが第二次世界大戦後に発表した技術論のいくつかのテクストを読み解き、3・11以後の哲学の可能性をさぐっていく。

(To examine the possibility of philosophy after the disaster on March 11, 2011, this course focuses on several works which Martin Heidegger wrote concerning modern technology after the World War II.)
キーワード : ハイデガー、ブレーメン講演、技術への問い、東日本大震災、原子力
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 集中講義の開講時期は、2018年2月初旬を予定している。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B2-c [思考能力]
ものをじっくり考えるということの重要性を理解する
ものをじっくり考える原理的思考能力において傑出している ものをじっくり考える原理的思考において優れている。 ものをじっくり考えることの重要性は理解している。 物をじっくり考えることの重要性すら理解できていない。
B_B1-a [古典の読解]
哲学の古典的文献をしっかり学ぶことの重要性を理解する。
哲学の古典的テクストを独自に読み解く力量がある。 哲学の古典的テクストを読み解く力がある。 哲学の古典的テクストに親しむことはできる。 哲学の古典的テクストに親しむことすらできない。
B_A-e [現代世界の理解]
今日的問題を根本的に掘り下げることの重要性を理解する。
今日的問題を根本的に掘り下げて論じるだけの視野の宏大さがある。 今日的問題を立ち入って論じるだけの視野の広さがある。 今日的問題を論じるだけの視野はそなえている。 今日的問題を論じるだけの視野の広さはそなえていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : プリントを配布する予定。
参考書 : ハイデッガー全集第79巻『ブレーメン講演とフライブルク講演』創文社、2003年。
ハイデッガー『技術への問い』平凡社ライブラリー、2013年。
森一郎『死を超えるもの 3・11以後の哲学の可能性』東京大学出版会、2013年。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーションとガイダンス
2 ハイデガーと政治的なもの
3 「ブレーメン講演」を読む(その1) 配布プリントの精読
4 「ブレーメン講演」を読む(その2) 配布プリントの精読
5 「ブレーメン講演」を読む(その3) 配布プリントの精読
6 「ブレーメン講演」を読む(その4) 配布プリントの精読
7 「ブレーメン講演」を読む(その5) 配布プリントの精読
8 「技術への問い」を読む(その1) 配布プリントの精読
9 「技術への問い」を読む(その2) 配布プリントの精読
10 「技術への問い」を読む(その3) 配布プリントの精読
11 「放下」を読む(その1) 配布プリントの精読
12 「放下」を読む(その2) 配布プリントの精読
13 「建てる、住む、考える」を読む(その1) 配布プリントの精読
14 「建てる、住む、考える」を読む(その2) 配布プリントの精読
15 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B2-c
[思考能力]
B_B1-a
[古典の読解]
B_A-e
[現代世界の理解]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 50パーセント
授業への貢献度 20パーセント
出席 30パーセント

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって : 授業で扱うテクストを事前に配布するので、あらかじめプリントを精読し、疑問点等をチェックしておく。また、授業後には読み返して、自分でじっくり考える。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)