文学部 人文学科 哲学コース
美学・美術史 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
西洋美術史講義 VII
History of Occidental Fine Arts (Lecture VII)
講義題目  凱旋門と活人画
准教授 京谷 啓徳
科目ナンバリングコード: LET-HUM4271J
講義コード: 17051102
2017 前期
毎週 月曜2限
箱崎 202 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/3/24 (12:35)
授業の概要 活人画とはフランス語「tableaux vivants(生きている絵画)」の翻訳語であり、衣裳を身に着けた人物が静止した状態で絵画を再現するパフォーマンスを意味する。明治期の日本には各種西洋風俗が流入したが、その一つである活人画は当時たいへんな流行を見た。そして明治の人々が活人画に打ち興じていたちょうどその頃、日清日露の戦勝を祝賀して全国に陸続と建設されたのが凱旋門であった。凱旋門と活人画、このまったく無関係に思える二つの西洋風俗は、実はかつて、ルネサンス期のヨーロッパにおいて分かちがたく結びついていた。両者は一体となってルネサンス宮廷の君主のスペクタクルを形作っていたのだ。本講義では「凱旋門と活人画」という新たな視点から、ルネサンス宮廷文化と近代日本をつなぐ糸を探ってみたい。

(This course examines the triumphal arches and living pictures from Renaissance to modern.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 本科目は宗教文化士受験認定科目です(http://www.cerc.jp/)
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-d [専門的研究手法]
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。
凱旋門と活人画に関する研究手法についてきわめて卓越した理解を得る。 凱旋門と活人画に関する研究手法について卓越した理解を得る。 凱旋門と活人画に関する研究手法について理解を得る。 凱旋門と活人画に関する研究手法についてそれなりの理解を得る。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 はじめに
2 ルネサンスのはりぼて凱旋門
3 ルネサンスの活人画1
4 ルネサンスの活人画2
5 ポッセッソ−新教皇のスペクタクル1
6 ポッセッソ−新教皇のスペクタクル2
7 近代の活人画1
8 近代の活人画2
9 近代の活人画3
10 明治のはりぼて凱旋門
11 明治36年の活人画
12 額縁ショウをめぐって

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-d
[専門的研究手法]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)