文学部 人文学科 歴史学コース

コース共通科目 (単位数 2)
コース必修科目
対象学年:
対象学部等:
史学概論
Science of History (General Principles)
講義題目  歴史学の現在
教授
教授
教授
教授
岡崎 敦
宮本 一夫
清水 和裕
佐伯 弘次
科目ナンバリングコード: LET-HUM2301J
講義コード: 17055713
2017 後期
毎週 金曜3限
箱崎 301 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/10/3 (17:10)
授業の概要 歴史学が現在直面しているさまざまな諸問題を、現代の思想状況全般との関わりのなかで考える。
 歴史学は現在、かつてなかったほどの根本的な見直しのさなかにある。従来歴史理論の定番であった歴史解釈に加え、叙述の問題や、さらには史料による実証の 可能性自体が、批判の矢面にたたされている。ここでは、問題関心、史料情報認識、歴史解釈、実践の4つの相について、それぞれ理論の最前線をかいま見ると ともに、具体的実例を批判的に検討する。

(This lecture course is designed to introduce students to the discipline of History, the basic principle and theories of the historical science. )
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。 人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を、ある程度理解できる。 人文学の基礎知識や、現代人文学の視座の特質について知識を得ている。 人文学の基礎知識や、現代人文学の視座の特質についての知識が十分ではない。
B_B1-d [専門的研究手法]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
専門分野の問題設定や方法論を理解することができる。 専門分野の問題設定や方法論を、ある程度理解することができる。 専門分野の問題設定や方法論について、最低限度の知識を得ている。 専門分野の問題設定や方法論について知識が十分ではない。
B_B2-a [総合把握力]
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。 知識を総合的かつ有機的に把握する能力を、ある程度身に付ける。 知識を総合的かつ有機的に把握するための努力を行うことができる。 知識を総合的かつ有機的に把握できない。
B_B2-f [社会との関わり]
社会と学問の関わりについて、専門分野の学習を通して理解を深め、考える能力を身に付ける。
社会と学問の関わりについて、専門分野の学習を通して理解を深め、考える能力を身に付ける。 社会と学問の関わりについて、専門分野の学習を通して理解を深め、考える能力を、ある程度身に付ける。 社会と学問の関わりについて、専門分野の学習を通して理解を深め、考える努力を行うことができる。 社会と学問の関わりについて、専門分野の学習を通して理解を深め、考える努力が十分ではない。
B_C-d [興味関心の幅広さ]
専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲を持つ。
専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲を持つ。 専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲がある程度身についている。 専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする努力を行うことができる。 専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする努力が十分ではない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 10月3日:岡崎敦「序論。歴史学とはどのような学問か」
2 10月13日:岡崎敦「序論。歴史学とはどのような学問か−2」
3 10月20日:岡崎敦「史料論。理論編」
4 10月27日:岡崎敦「史料論。実践編」
5 11月10日:岡崎敦「歴史解釈。理論編」
6 11月24日:岡崎敦「歴史解釈。実践編」
7 12月1日:岡崎敦「問題関心。理論編」
8 12月8日:岡崎敦「問題関心。実践編」
9 12月15日:岡崎敦「歴史学と公共性。理論編」
10 12月22日:宮本一夫「日本考古学100年」編」
11 1月15日:清水和裕「初期イスラーム史が現代社会にもつ直接的な影響」
12 1月19日:佐伯弘次「史料の等級」
13 1月26日:岡崎敦「歴史学と公共性。実践
14 2月2日:岡崎敦「おわりに」
15 2月9日:筆記試験 試験

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B1-d
[専門的研究手法]
B_B2-a
[総合把握力]
B_B2-f
[社会との関わり]
B_C-d
[興味関心の幅広さ]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 授業の前後、および各教員のオフィスアワーに対応する。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)