文学部 人文学科 歴史学コース
考古学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
考古学講義 XV
Archaeology (Lecture XV)
講義題目  考古学から見た古代国家形成期の東北
東北大学総合学術博物館 教授 藤澤 敦
科目ナンバリングコード: LET-HUM4415J
講義コード:
2017 前期
集中
箱崎 共同演習室 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/2/27 (16:51)
授業の概要  日本古代国家の周縁地域であり、異なる文化との境界領域であった東北地方の、古墳時代から飛鳥時代・奈良時代にかけての歴史動向を、考古資料に基づいて論じるとともに、古代蝦夷をめぐる議論の問題点を考察する。これらを通じて、文化と人間集団の関係についての理解を深めることを目的とする。

(Tohoku-district in Japan was a state limb area in antiquity. At the same time, it was a penumbra with different culture. This course explains the concrete aspect of the archaeological materials in Tohoku-district from the 3rd century to the 8th century.This course aims to deepen the understanding about a relation between culture and a human group through these explanations.)
キーワード : 考古学 東北地方 古墳時代 古代蝦夷
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
考古学資料の分布や時間的変化に現れる文化の変移から、人間集団の動向を探る方法を理解するとともに、その限界と問題点を理解し、多様なアプローチの必要性を知る。 考古学資料の分布や時間的変化に現れる文化の変移から、人間集団の動向を探る方法を理解するとともに、その限界と問題点を理解する。 考古学資料の分布や時間的変化に現れる文化の変移から、人間集団の動向を探る方法を理解する。 考古学資料の分布や時間的変化に現れる文化の変移が、人間集団の動向を探る一つの方法であることを知る。
B_B1-d [専門的研究手法]
史資料・文献・作品の分析と解釈、および実地調査などに基づいて、世界における文化・歴史・社会の多様性と共通性を理解し説明できる。
考古学資料を時間的・空間的に正しく把握する方法を理解するとともに、考古学資料の有する限界を理解した歴史解釈を行う。 考古学資料を時間的・空間的に正しく把握する方法を理解するとともに、考古学資料の有する限界を理解する。 考古学資料を時間的・空間的に正しく把握する方法を理解する。 考古学資料を時間的・空間的に正しく把握する必用があることを知る。
B_B2-f [社会との関わり]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
近代以降の日本社会の枠組みが、歴史学に影響を与えていることを理解し、その問題点と解決の方向性を考察できる。 近代以降の日本社会の枠組みが、歴史学に影響を与えていることを理解し、その問題点を見出す。 近代以降の日本社会の枠組みが、歴史学に影響を与えていることを理解する。 近代以降の日本社会の枠組みが、歴史学に影響を与えていることを知る。
B_C-d [興味関心の幅広さ]
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得する。
考古学で使用される諸概念が、関連する人文科学において現在どのように考えられているのかを理解し、考古学への影響を考察できる。 考古学で使用される諸概念が、関連する人文科学において現在どのように考えられているのかを理解する。 考古学で使用される諸概念が、関連する人文科学において生み出された概念であることを理解する。 考古学研究が、様々な学問と関係していることを知る。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : なし
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 講義の進め方と目標の説明
2 東北地方の位置と自然環境
3 考古資料の動向から見た東北地方の社会1−弥生時代後期
4 考古資料の動向から見た東北地方の社会2−弥生時代終末期から古墳出現期
5 考古資料の動向から見た東北地方の社会3−古墳時代前期
6 考古資料の動向から見た東北地方の社会4−古墳時代中期前半
7 考古資料の動向から見た東北地方の社会5−古墳時代中期後半
8 考古資料の動向から見た東北地方の社会6−古墳時代後期
9 考古資料の動向から見た東北地方の社会7−飛鳥時代
10 考古資料の動向から見た東北地方の社会8−奈良時代
11 考古学的文化の変移と文献史料にみえる蝦夷
12 文化と人間集団の関係
13 人種・民族=人間集団の類別的分類の問題点
14 蝦夷論を通じて見た日本考古学・歴史学の構造的問題
15 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B1-d
[専門的研究手法]
B_B2-f
[社会との関わり]
B_C-d
[興味関心の幅広さ]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 70%ほど
出席 30%ほど

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)