文学部 人文学科 歴史学コース
西洋史学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択必修科目
対象学年:
対象学部等:
(H27年度以前入学者)ヨーロッパ史講義 II
European History (Lecture II)
講義題目  ナチズムと第二次世界大戦
講師 今井 宏昌
科目ナンバリングコード: LET-HUM2432J
講義コード: 17054806
2017 後期
毎週 木曜4限
箱崎 204 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/10/11 (23:19)
授業の概要 ナチズムが第一次世界大戦後のドイツで誕生し、何千万人もの命を奪った第二次世界大戦の引き金を引いたことは、今なお歴史学にとっての重要テーマである。
本講義では、そうしたナチズムの台頭と第二次世界大戦の勃発を、同時代のヨーロッパと世界の動きのなかで確認しながら、そこでいかなる殺戮行為がおこなわれたのか、またそうした過去を戦後ドイツの人びとがどのように受け止めたのかを概観する。

(This course provides an in-depth examination of specific aspects of Modern and Contemporary European History. The course also touches on relevant topics in the History of National Socialism and World War II.))
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 この科目はEU研究ディプロマプログラム(EU-DPs)開講科目に該当する。同プログラムについて、詳しくは以下のサイトを参照のこと。http://eu.kyushu-u.ac.jp/indexjp.html
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-a [人文学の視座の理解]
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。 人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質をある程度理解できる。 人文学の基礎知識を持つ。 人文学の基礎知識に不足する。
B_A-e [現代世界の理解]
現代世界における様々な人文現象や社会問題を、批判的視点から理解し説明できる。
ナチズム・第二次世界大戦との関連から、現代世界における様々な人文現象や社会問題を、批判的視点から理解し説明できる。 ナチズム・第二次世界大戦との関連から、現代世界における様々な人文現象や社会問題をある程度理解し説明できる。 ナチズム・第二次世界大戦と現代世界における様々な人文現象や社会問題との関連について理解できる。 ナチズム・第二次世界大戦と現代世界における様々な人文現象や社会問題との関連についての理解に不足する。
B_B2-a [総合把握力]
人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力を身に付ける。
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。 知識を総合的かつ有機的に把握する能力をある程度身に付ける。 知識を総合的かつ有機的に把握することの重要性を理解できる。 知識を総合的かつ有機的に把握することの重要性を理解できない。
B_B2-c [思考能力]
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。
人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力を身に付ける。 人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力をある程度身に付ける。 人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力についての理解がある。 人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力についての理解に欠ける。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :
参考書 : 石田勇治『ヒトラーとナチ・ドイツ』(講談社現代新書、2015年)
木畑洋一『二〇世紀の歴史』(岩波新書、2014年)
芝健介『ホロコースト:ナチスによるユダヤ人大量殺戮の全貌』(中公新書、2008年)
その他、授業中に適宜紹介する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 はじめに
2 ナチズムの台頭
3 ナチズムの権力掌握
4 ナチズムの政治
5 第二次世界大戦の勃発
6 ナチ・ジェノサイドの実態
7 戦後ドイツの「過去の克服」
8 おわりに

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-a
[人文学の視座の理解]
B_A-e
[現代世界の理解]
B_B2-a
[総合把握力]
B_B2-c
[思考能力]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 100

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 初回(2017年10月5日)におこなったアンケートの結果、本講義に関してはコメント点を導入することが決まりました。成績評価に関しては、従来どおり期末試験を100%として算出しますが、もし講義に対する鋭い質問やコメントをおこなった場合には、それにプラスする形で採点をおこないたいと思います(最大20点)。もちろん、コメントは義務ではなく、あくまで自由意志ですので、この点ご留意ください。方法としては、Moodleを介して講義終了後30分以内に記入してもらうことになります。
学習相談 学習相談 : オフィスアワーのほか、必要であれば個別に面談(その際、事前に連絡すること)。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)