文学部 人文学科 歴史学コース 西洋史学 専門分野 専門分野科目 (単位数 2) 選択必修科目 対象学年: 対象学部等: |
Contemporary European History (Seminar II)
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科目ナンバリングコード: LET-HUM2448J 講義コード: 17051604 2017 後期 毎週 月曜2限 箱崎 演習室 教室 M/J科目 (日本語, German) |
授業の概要 |
近年のヨーロッパにおけるドイツ現代史研究・ナチズム研究では、「民族共同体[Volksgemeinschaft]」という理念・スローガンが、「想像の秩序」として機能し、ナチ体制下の人びとの行為・実践を規定していたとの議論がさかんである。 本演習では、そうした近年の「民族共同体」論の蓄積を踏まえながら、第二次世界大戦末期におけるナチ体制の自壊を検討した論文、パトリック・ヴァーグナー「「古参闘士」の最後の戦場:第二次世界大戦末期におけるナチ・アクティヴィストたちの孤立・共同体化・暴力」をテキストに、ドイツ語講読をおこなう。 演習中は文法の確認のほか、同時代の背景や文脈、歴史用語や専門用語などを適宜解説する。 (In this seminar, students will continue to develop their knowledge and reading skills in history. Students need to interpret an essay written in German on the "Self-Destruction of the Nazi Regime" for their presentations.) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修条件 : 履修に必要な知識・能力 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特記事項 |
この科目はEU研究ディプロマプログラム(EU-DPs)開講科目に該当する。同プログラムについて、詳しくは以下のサイトを参照のこと。http://eu.kyushu-u.ac.jp/indexjp.html
教職 : 教職(社会)(地理歴史) 資格 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 |
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業方法 |
テキスト : Patrick Wagner, Die letzte Schlacht der »alten Kämpfer«. Isolation, Vergemeinschaftung und Gewalt nationalsozialistischer Aktivisten in den letzten Kriegsmonaten 1945, in: Mittelweg 36, Jg. 24 (2015), H. 4, S. 25-50. 参考書 : デートレフ・ポイカート(木村靖二/山本秀行訳)『ナチス・ドイツ ある近代の社会史:ナチ支配下の「ふつうの人びと」の日常』(改装版、三元社、2005年) 小野寺拓也「ナチ「民族共同体」論の射程:道徳・感情という視点から」『ゲシヒテ』9号(2016年) 南利明『ナチス・ドイツの社会と国家:民族共同体の形成と展開』(勁草書房、1998年) その他、授業中に適宜紹介する。 授業資料 : 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
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成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習相談 |
学習相談 : オフィスアワーのほか、必要であれば個別に面談(その際、事前に連絡すること)。 授業以外での学習に当たって : 毎週テキストの指定部分を事前に通読し、不明な点や疑問に思う点などを予め確認しておくこと。 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) |