文学部 人文学科 人間科学コース
地理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生 3年生 4年生
対象学部等:
地理学演習 VIII
Geography (Seminar VIII)
講義題目  「グローバリゼーション」について考える
教授 遠城 明雄
科目ナンバリングコード: LET-HUM3754J
講義コード: 17054709
2017 後期
毎週 木曜3限
箱崎 地理演 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2017/9/27 (14:26)
授業の概要 この演習では、地理学的視点からグローバル化する資本制とその限界について考えたいと思います。グローバル化は「世界の均質化」ではなく、ある場所での富の創造が別の場所での貧困化をもたらすなど、社会的・空間的な不平等の拡大を生じさせています。また場所に特化した経済的プロセスは、文化・政治・生態的なプロセスと切り離して理解することはできません。この演習では、不均等な社会・空間の発展という視点から、以上のような現代世界の諸問題を考えてみたいと思います。

(This seminar provides an overview of the problems of globalization.)
キーワード : グローバリゼーション 社会・空間的不平等
履修条件 : 特になし
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-e [現代世界の理解]
現代世界における様々な人文現象や社会問題を、批判的視点から理解し説明できる。
グローバル化と呼ばれる現象について、その背景や問題点も含めて、自分の視点から説明できるようになる。 グローバル化と呼ばれる現象について、その背景や問題点も含めて、理解できるようになる。 グローバル化と呼ばれる現象について、その背景を説明できるようになる。 グローバル化と呼ばれる現象について、理解できるようになる。
B_B1-b [専門文献の解釈]
専門分野の基本文献を精確に解釈、分析することができる。
文献の内容を精確に理解し、それを自分の言葉で的確に説明できるようになる。 文献の内容を精確に理解し、それを説明できるようになる。 文献の内容をある程度理解し、それを説明できるようになる。 文献の内容をある程度理解できるようになる。
B_B1-f [批判的討論]
批判的な討論を通して、自らの意見をより客観的視点から組み立てる姿勢を養うことができる。
文献の内容を踏まえて、その疑問点や論点を的確に理解し、自分の言葉でそれを他者に説明し、議論できるようになる。 文献の内容に関して、自分の言葉でそれを他者に説明し、議論できるようになる。 文献の内容に関して、お互いに確認しあって、理解を深めることができるようになる。 文献の内容について、ある程度質疑応答ができるようになる。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : Sheppard,E.Limits to globalization., 2016, Oxford U.P.
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 テキストの簡単な紹介を行ったのち、次回の以降の報告者の分担を決定する。第2回以降は各報告者がテキストの内容を報告したのち、それに基づいて参加者による議論を行う。
2 第1章「地理・経済・発展」
3 第1章「地理・経済・発展」
4 第2章「商品生産の空間性」
5 第3章「グローバル化する資本制の不均等な地理」
6 第3章「グローバル化する資本制の不均等な地理」
7 第4章「資本家のダイナミクス」
8 第5章「グローバル化する資本制の空間‐時間性」
9 第5章「グローバル化する資本制の空間‐時間性」
10 第6章「自由貿易ドクトリンへの批判」
11 第6章「自由貿易ドクトリンへの批判」
12 第7章「グローバルな不均等交換の地理」
13 第8章「資本制によって荒らされたエッジ」
14 第8章「資本制によって荒らされたエッジ」
15 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-e
[現代世界の理解]
B_B1-b
[専門文献の解釈]
B_B1-f
[批判的討論]
備考(欠格条件、割合等)
プレゼンテーション
授業への貢献度
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 随時受け付けます。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)