文学部 人文学科 文学コース
国語学・国文学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
国語学(書道) II
Japanese Linguistics, Calligraphy II
講義題目  国語学(書道)U
福岡教育大学教育学部教授 服部 一啓
科目ナンバリングコード: LET-HUM4519J
講義コード:
2017 後期
集中
箱崎 305 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/10/19 (13:11)
授業の概要 本講は、国語学(書道)Tで学習した内容を深化させ、書写・書道指導における実技力の養成と実践的指導力の定着といった視点での演習を行います。特に、現代のワープロやパソコンによる、伝達機能の優れた活字文字の氾濫した社会にあっては、今こそ書の意義を考え、書くという行為の大切さ、書くことの喜びを養いたいと思う。
 毛筆を扱う分野の呼称として、「書写」「書道」「書」「習字」などいろいろある。これらの呼称には、それぞれ意味の違いがある。学校教育での呼称は、どのようにあるべきなのか。そして、学習指導要領での「正しく書く」とは如何なることかを考える。
・毛筆実技を通して〈漢字・仮名の筆使い〉〈漢字・仮名の字形〉〈漢字・仮名の筆順、許容される書き方〉〈文字の大きさと字配り〉仮名、楷書、行書の特徴を生かした技能の習得をめざす。
 教師としての実技技能を高めるとともに、生徒が書くという行為に対し、興味を持つような指導法の研究をしていきたい。
  

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キーワード : 書写・書道、手書き文字文化、
履修条件 : 国語学(書道)T履修済みが望ましい
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 ・12月と1月にわけて集中講義で行う。
・書道用具一式(大筆・小筆・硯・墨・下敷・半紙)を第一回目から必ず準備持参できる者(留学生の方は第一回目に推奨品を指示します。)。
・「生活と書」では学外演習として、資料収集・鑑賞活動を行います。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(国語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-d [資料の理解]
(伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項)国語科書写教育の学習指導は、理論と実技の両面の力が必須です。そのために必要な知識と技能の獲得をめざし、特に毛筆指導の実践力を高めます。
B_B1-e [専門資料の分析]
書写力を一層高めるとともに、生涯にわたって書を愛好し、表現及び鑑賞の活動をしていくための資質・能力を獲得します。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 中学校国語科書写教科書
高等学校芸術科書道教科書
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション
手書き文字文化について
2 国語科書写、芸術科書道の内容と理解 演習
3 漢字の書の学習1 実技
4 漢字の書の学習2 実技
5 漢字の書の学習3 実技
6 漢字の書の学習4 実技
7 かなの書の学習1 実技
8 かなの書の学習2 実技
9 書写と書道の接続 演習
10 生活と書1 演習 学外での演習1
フィールドワーク
11 生活と書2 演習 学外での演習2
フィールドワーク
12 漢字かな交じりの書の学習1 実技
13 漢字かな交じりの書の学習2 実技
14 漢字かな交じりの書の学習3 実技
15 生活と書3 演習

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-d
[資料の理解]
B_B1-e
[専門資料の分析]
備考(欠格条件、割合等)
作品 60% 
レポート 15%
出席 15%実技を伴うため
授業への貢献度 10%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 実技を中心に授業を進めていきます。内容理解と技術習得には出席および授業貢献が不可欠です。
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって : 実技課題(書道作品)を課します。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)