文学部 人文学科 人間科学コース
言語学・応用言語学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
言語学・応用言語学講義 II
Linguistics and Applied Linguistics (Lecture II)
講義題目  日本語から見る生成文法の世界
教授 上山 あゆみ
科目ナンバリングコード: LET-HUM2712J
講義コード: 17054810
2017 後期
毎週 木曜4限
箱崎 103 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/10/1 (02:27)
授業の概要 本授業では、学生のみなさんに、さまざまな日本語の文の容認可能性を自分で判断してもらいながら、このような容認可能性の調査によって、どのようなことが明らかになるのか、生成文法の根幹となる考え方を実際に体験してもらいます。そのような実習を通じて、どのようなことが統語論の説明対象となっているのか、理解してもらいたいと考えています。

(Generative Grammar is a linguistic theory which was proposed by N. Chomsky in the midst of 20th century. The research under this theory aims to investigate the universal aspect of language, assuming that every human being genetically has linguistic competence. Since obviously every language has a different set of lexical items and utilizes various strategies in expressing things, it is not easy to witness the reflections of the universal linguistic competence. The purpose of this course is for Japanese native speakers to carefully experience the construction of Japanese sentences, and eventually see the universal aspect of Japanese language. )
キーワード : 統語論 生成文法 容認可能性判断
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : Moodle を用いるので、授業には PC/タブレット等を持参すること。スマホでも、受講は不可能ではない。
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
生成文法の基盤となる考え方を十分理解していること 生成文法の基盤となる考え方の重要な点について理解していること 生成文法の基盤となる考え方について理解している点があること 生成文法の基盤となる考え方について一部誤解している
B_B1-d [専門的研究手法]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
学期を通じてすべての課題に取り組み、集中力を持って遂行した すべての課題に取り組み、ある程度の集中力を持って遂行した すべての課題に取り組んだ 大半の課題に取り組んだ
B_B1-e [専門資料の分析]
専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。
自分の容認性判断について語ることができ、また、他人の容認性判断も理解することができる 自分の容認性判断について語ることができる 容認性判断を行うことができる
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : なし
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 この授業の目標について
授業の進め方についての説明
2 容認性判断と言語理論
3 言語と意味:「係る」ということ
4 格助詞
5 語順と格助詞
6 接続助詞と係助詞/副助詞
7 助動詞と終助詞
8 指示詞と普通名詞
9 同一指示解釈
10 スコープ解釈
11 スコープ解釈と語順
12 連動読み
13 不定語と連動読み
14 総括

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B1-d
[専門的研究手法]
B_B1-e
[専門資料の分析]
備考(欠格条件、割合等)
小テスト
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : Moodle を用いて、頻繁に小テストや課題を行う。成績は、それらの活動を累計した得点にしたがって判定する。
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)