文学部 人文学科 人間科学コース
言語学・応用言語学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2, 3年生。言語学講座以外の他専攻学生は,2年生と一緒に授業を受ける。
対象学部等: 言語学講座のみ。ただし,教職など,どうしてもとらないといけない場合は認める。
言語学・応用言語学講義 IV
Linguistics and Applied Linguistics (Lecture IV)
講義題目  言語類型論
准教授 下地 理則
科目ナンバリングコード: LET-HUM2714J
講義コード: 17054401
2017 前期
毎週 木曜5限
箱崎 104 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/4/11 (22:01)
授業の概要 世界には7000の言語があるとされる。これらの言語の研究が進むにつれて,
ヨーロッパの言語を中心に組み立てられてきた伝統的な言語学の諸概念では
説明できない,圧倒的な多様性がみられることが分かって来た。そして,
極端な見解も聞かれるようになる。

「世界の言語の多様性には際限がない。言語はいかようにも,予測不能なほど異なりうる。」

言語類型論は,この仮説に批判的に挑む学問である。すなわち,言語の多様性には
限界があり,しかも多様性の在り様は予測可能である,とする。

この授業では,言語類型論の基礎的な手法を学びながら,この学問の強みと弱点を
ともに学んでいく。

難しいように聞こえるが,具体的なテーマに対して具体的なデータを使って,
しまいには君らの方言もデータにして,わいわいやる中で,なんとなくわかっていくさ。

(Globalism is acceptance of diversity, not blind acceptance of English imperialism. If one believes that writing syllabi in English somehow leads to globalisation, then s/he probably means the latter.Sigh.

)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(国語)(英語)(ドイツ語)(中国語)(フランス語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-d [専門的研究手法]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
類型論的な基礎概念を理解し,その強みと弱点を説明でき,自らの研究に取り入れることができる。 類型論的な基礎概念を理解し,その強みと弱点を説明できる。 類型論的な基礎概念を理解している。 類型論的な基礎概念を理解できていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 特になし
参考書 : バーナード・コムリー『言語普遍性と言語類型論』
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 2年は,基本的に座学。
2 3年は,基本的にフィールドワーク(宮古島,青森県,椎葉村の3チームにわかれる)を行う。

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-d
[専門的研究手法]
備考(欠格条件、割合等)
レポート
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : レポート50点,平常点(授業への積極的貢献)50点
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)