文学部 人文学科 人間科学コース

コース共通科目 (単位数 2)
専攻必修科目
対象学年: 2年生以上
対象学部等:
地理学概論
Introduction to Geography
講義題目  地理学の基礎
教授 高木 彰彦
科目ナンバリングコード: LET-HUM2707J
講義コード: 17051203
2017 前期
毎週 月曜3限
箱崎 401 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/3/12 (19:07)
授業の概要 この講義では、地理学における基礎的概念や手法のいくつかを紹介するとともに、現実の経済・社会における該当事例を学ぶことを目的とする。地理学が扱う分野は極めて幅広い。本講義では、場所、空間、距離、位置といった地理学における基礎的概念とそれに関連した分析手法のいくつかを紹介し、これら基礎的事項の把握に努める。次いで、現実の経済・社会の中でこうした基礎的事項がもつ意味を、具体的事例を紹介することによって理解する。
(This introductory course gives an outline of basic concepts and topics in geography.)

(This introductory course gives an outline of basic concepts and topics in geography. )
キーワード : 地域概念、地域区分と地域分類、地域スケール、系統地理と地誌、地域研究
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 資格:地域調査士
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-e [現代世界の理解]
現代世界における様々な人文現象や社会問題を、批判的視点から理解し説明できる。
現代世界の成り立ちを空間的・歴史的な観点から十分に理解できる。 現代世界の成り立ちを空間的・歴史的な観点から理解できる。 現代世界の成り立ちを空間的な観点から理解できる。 現代世界の成り立ちについて、地理的観点の重要性に気づく。
B_B1-d [専門的研究手法]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
地理学的な研究方法を十分に理解でき、現実の現象解明に役立てることができる。 地理学的な研究方法を十分に理解できる。 地理学的な研究方法を概ね理解できる。 地理学的な研究方法の一部しか理解できない。
B_B2-a [総合把握力]
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。
日常的現象だけでなく現代社会と地理との関わりを十分に理解し説明できる。 日常的現象だけでなく現代社会と地理との関わりを理解できる。 身の回りの日常的現象を地理的概念で把握できる。 身の回りの日常的事象を地理学的概念で把握できない。
B_B2-f [社会との関わり]
人文学の視点から人類や世界、地域社会への貢献を考える志向を持つ。
新聞の国際欄、政治・経済欄を批判的に読むことができる。 新聞の国際欄、政治・経済欄を読んで理解できる。 新聞を読む習慣が身についており、国際欄、政治・経済欄にも目を通す。 新聞を読む習慣が身についていない。
キーワードの理解
「地域概念」「地域区分と地域分類」「地域スケール」「系統地理と地誌」「地域研究」といった、地理学の重要な概念(キーワード)を理解できる。
「地域概念」「地域区分と地域分類」「地域スケール」「系統地理と地誌」「地域研究」といった、地理学の重要な概念(キーワード)をすべて十分に理解できる。 「地域概念」「地域区分と地域分類」「地域スケール」「系統地理と地誌」「地域研究」といった、地理学の重要な概念(キーワード)をほとんど理解できる。 「地域概念」「地域区分と地域分類」「地域スケール」「系統地理と地誌」「地域研究」といった、地理学の重要な概念(キーワード)を多少は理解できる。 「地域概念」「地域区分と地域分類」「地域スケール」「系統地理と地誌」「地域研究」といった、地理学の重要な概念(キーワード)の一部しか理解できない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 用いない
参考書 : 授業中に指示する
授業資料 : 授業中に配布する

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション−地理学という学問について 通学時に身の回りの風景をよく観察すること
2 地理学のあゆみ 通学時や放課後に身の回りの風景をよく観察すること
3 地域をめぐる諸概念:@地域概念、A地域区分と地域分類、B系統地理と地誌、C地域研究、D地域スケール 通学時や放課後に身の回りの風景をよく観察すること
4 所変われば品変わる 新聞をよく読み「所変われば品変わる」の意味を考える
5 距離と位置@:立地論ことはじめ 通学時や放課後に身の回りの風景をよく観察すること
6 距離と位置A−地域の内部構造とメンタルマップ 通学時や放課後に身の回りの風景をよく観察すること
7 結節性と階層性 通学時や放課後に身の回りの風景をよく観察すること
8 結節空間と均質空間 通学時や放課後に身の回りの風景をよく観察すること
9 ヒトとモノの移動@−国内の移動 通学時や放課後に身の回りの風景をよく観察すること
10 ヒトとモノの移動A−国際労働力移動 通学時や放課後に身の回りの風景をよく観察すること
11 領域と境界@ 新聞をよく読み領域と境界の意味を考える
12 領域と境界A 新聞をよく読み領域と境界の意味を考える
13 地図と地理認識@ 新聞や雑誌に使われている地図や図の役割と意味を考える
14 地図と地理認識A 新聞や雑誌に使われている地図や図の役割と意味を考える
15 現代社会と地理学 新聞をよく読み現代社会と地理学の関わりについて考える

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-e
[現代世界の理解]
B_B1-d
[専門的研究手法]
B_B2-a
[総合把握力]
B_B2-f
[社会との関わり]

キーワードの理解
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 70%
小テスト 出席と併せて30%
出席 小テストと併せて30%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 毎回出席カードを配布し、それに小テストの回答を記入してもらいます。
学習相談 学習相談 : 木曜13時30分−14時30分

授業以外での学習に当たって : 日頃から新聞をよく読み、世の中の動きを敏感に把握し、そうした動きを地理学的観点から理解するよう努めること。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)