文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
知覚・認知心理学講義 III
Perceptual and Cognitive Psychology III
講義題目  色の実験心理学
千葉大学文学部 教授 木村 英司
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2017 前期
集中
箱崎 心理演 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/2/24 (18:55)
授業の概要 主として色の知覚を取り上げ、視知覚に関する実験心理学的研究について概説する。外界を見る際に我々はどのような情報処理を行っているのか、そしてその情報処理はどのようなメカニズムによって実現されているのか、といった問題について基本的理解を得ることを目標とする。
目を開ければ外界を見ることはできるが、その際に自らが行っている視覚情報処理がいかに洗練されているかを理解し、改めて、見ることの不思議さ、すごさを実感してもらえるようにしたい。

(This course provides an overview of psychophysical research on visual perception, particularly focusing on experimental studies on color vision. The aim of the course is to provide students with basic understandings of how the visual system processes sensory information and what kinds of mechanisms underlie the visual information processing.)
キーワード : 実験心理学、感覚・知覚、色覚、心理物理学
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 9/25-9/27に開講予定です。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(公民)
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B2-d [専門的思考方法]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
視知覚に関する実験心理学的知見を理解し、体系的にわかりやすく説明できる。 視知覚に関する実験心理学的知見を理解し、説明できる。 視知覚に関する実験心理学的知見を理解できている。 視知覚に関する実験心理学的知見の理解が不十分である。
B_B1-d [専門的研究手法]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
知覚心理学における研究方法を理解し、目的に応じた方法の善し悪しを体系的にわかりやすく説明できる。 知覚心理学における研究方法を理解し、方法の善し悪しを説明できる。 知覚心理学における研究方法を理解できている。 知覚心理学における研究方法の理解が不十分である。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : なし
参考書 : 授業中に適宜紹介します。
授業資料 : 授業の際に配付します。

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 視覚研究の意義
2 網膜像の形成と視知覚
3 色に関する諸現象
4 三色説と錐体過程
5 反対色説と錐体拮抗過程
6 段階説と生理学的メカニズム
7 明るさ、明度、輝度
8 物体の色の知覚、色の見えのモード
9 明度の恒常性
10 色の恒常性
11 色の役割:物体認知、情景認知
12 色の表示(1):顕色系と混色系
13 色の表示(2):錐体興奮量に基づく色表示

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B2-d
[専門的思考方法]
B_B1-d
[専門的研究手法]
備考(欠格条件、割合等)
レポート

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)