文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
生涯発達学講義IV
Lifespan Development IV
講義題目  生涯発達学
准教授/教育学部 古賀 聡
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2017 前期
毎週 木曜3限
箱崎 センタープレイルーム 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/10/30 (01:52)
授業の概要 青年期・中年期・高齢期の心理的課題や危機、対人関係の問題にアプローチする方法としてサイコドラマ(心理劇)がある。今学期においては、英語文献を用いてサイコドラマを通した家族間葛藤や対人葛藤の理解と支援について学ぶ。
受講生の主体的な学びを展開するため、受講生ではテキストとなる英語文献・日本語文献を予習し、授業においては積極的な議論への参加が求められる。
英語文献は担当教員が選択したものを配布する。
<文献(予定)>
「PSYCHODRAMA experience and process」Elaine Eller Goldman & Delcy Schram Morrison
西日本心理劇学会学会誌「心理劇研究」掲載論文
日本心理劇学会学会誌「心理劇研究」掲載論文

(The purpose of this class is to study the family relationships and the way of psychological supports. Especially participants can understand the each role of family through Action methods(psychodrama ,role playing) techniques.)
キーワード : サイコドラマ、アクションメソッド、ロールプレイング
履修条件 : ・臨床心理学、心理学についての基礎的内容をすでに学習していること ・毎回、提示される課題(サイコドラマに関する英語・日本語文献の読解、文献の要旨の作成、議論のポイントについての考察)にあらかじめ取り組み授業に参加することができること ・授業においては教員による解説も行うが前半の学生同士の議論に積極的に参加できること
履修に必要な知識・能力 : ・臨床心理学や心理学の基礎的知識 ・未学習の内容に出会った際は授業時間外学習を主体的に調べる積極性・知的好奇心 ・英語文献を理解し要約できる英語力 ・受講生同士の議論に参加できる積極性、コミュニケーション力 <予習・復習に膨大な時間を要する授業となります>
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
・生涯発達における心理的課題や危機について理解する
・臨床心理学的支援について理解する
・サイコドラマやアクションメソッドについて理解する
B_B1-d [専門的研究手法]
・心理劇の理論や方法論について理解する
・英語で記載された臨床事例について理解し、その主題を把握することができる
・生涯発達や心理臨床において重要なテーマを把握しレジュメにまとめることができる技能の獲得
汎用的技能
・英語文献を読解しまとめる技能の獲得
・自らの考えや理解を表現し議論する技能の獲得
態度・志向性
・臨床事例を通して自己理解を深める
・主体的・主体的に学習する態度
・他者の意見を傾聴しつつも自らの意見も表現できるアサーティブな態度
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :
参考書 : 精神療法としてのサイコドラマ P・Fケラーマン著 増野肇・増野信子訳 金剛出版
自己成長のためのサイコドラマ入門 谷井淳一著 日本評論社
心理劇とその世界 増野肇著 金剛出版
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション
英語文献の配布
心理劇や集団心理療法についての講義
2 予習してきた文献について小グループで議論
講師の解説
3 予習してきた文献について小グループで議論
講師の解説
4 予習してきた文献について小グループで議論
講師の解説
5 予習してきた文献について小グループで議論
講師の解説
6 予習してきた文献について小グループで議論
講師の解説
7 予習してきた文献について小グループで議論
講師の解説
8 予習してきた文献について小グループで議論
講師の解説
9 予習してきた文献について小グループで議論
講師の解説
10 予習してきた文献について小グループで議論
講師の解説
11 予習してきた文献について小グループで議論
講師の解説
12 予習してきた文献について小グループで議論
講師の解説
13 予習してきた文献について小グループで議論
講師の解説
14 予習してきた文献について小グループで議論
講師の解説
15 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B1-d
[専門的研究手法]

汎用的技能

態度・志向性
備考(欠格条件、割合等)
レポート
プレゼンテーション
授業への貢献度
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 授業後に相談するか、メールで連絡をとってください。

授業以外での学習に当たって : 毎回次回までの読んでくる文献や課題を配布します。受講生は授業までに文献を熟読し課題に回答する予習が求められます。授業の最初には事前に予習してきた内容について受講生間での議論を行ったうえで教員の解説を行います。主体的な学習が求められる授業です。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)