文学部 人文学科 人間科学コース
比較宗教学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
専攻必修科目
対象学年: 2年生 3年生 4年生
対象学部等:
比較宗教学演習 V
Comparative Religions (Seminar V)
講義題目  勉強から学問へ
准教授 飯嶋 秀治
科目ナンバリングコード: LET-HUM3822J
講義コード: 17052212
2017 前期
毎週 火曜3限
箱崎 宗教研 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/5/23 (17:22) 〔2017年4月10日に最終版を完成させます〕
授業の概要 比較宗教学演習では、比較宗教学に進学してきた学生さんたちが3年間かけて個人研究を進める支援をします。やり方は教えますが、何をやりたいのかは自分で決めてもらいます。これまでは欄に「好きなことをやりなさい(でないとやる気がおきないから、「宗教をやれば文句ないんでしょ」という感じで興味もわかない行事の研究を始める学生があまりに多いため)」と教えてきました。ですが単に自分が楽しめるものという意味で解釈されると、4年の就職活動が始まったとたんに研究がおろそかになり、他人の時間を使って研究をさせてもらっているのに、失礼だなぁ、と感じることがあったため今年は「大切だとおもうことをやりなさい」という方針で教えていこうと思います。詳細は月曜日の17時以降に公表します。

(In this seminer, students can shoose your own subject to study. In this six months, you can use 30 minutes to give your presentation. 2nd year students are expected to report some preriminal study of your own subject. 3rd year students are expected to start your research. 4th year students are expected to write abstruct of your thesis.)
キーワード : 比較宗教学、卒業論文
履修条件 : 研究室で卒論を書く者
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 宗教文化士(http://www.cerc.jp/)の単位認定科目です。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-b [専門文献の解釈]
専門分野の基本文献を精確に解釈、分析することができる。
読解した先行研究の著者、時代、地域、問題、方法、資料、結論、課題などについて十全に説明したうえで自らの研究との関係を明示できる 読解した先行研究について、自らの研究の文脈で興味深かった点を位置づけて深められる 文献の紹介、引用、出典が間違いなくできる 意見と事実の区別があやふや
B_B1-d [専門的研究手法]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
研究計画の構想において参与観察、聞き書き、観察、アンケートなどの方法を研究主題に沿って使い分けられる 研究計画にそって自らの研究方法を選び、その資料的限界を育てる方法について説明できる 一定期間と時間を割いて、丁寧な調査ができる 期限までに必要な専門手法での調査が遂行できない
B_B1-e [専門資料の分析]
専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。
自らの主題に沿って必要十分な資料を説明し、いつまでにどのような手法で何を調べなければいけないのか説明できる これまで読み、調べてきた蓄積を補う地図や歴史、図法などの補助資料を豊かにする 学年ごとに必要な課題をこなす 自分の資料の何が問題なのか自覚できていない
B_B2-a [総合把握力]
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。
15分で発表、15分で議論、他人の発表の時には時間を無駄にしない司会や質問ができる 30分内で発表を終え、他人の発表の際にはそつなく司会できる 発表はするが時間配分が不得手で、司会でもすぐに進行できない 発表できない、司会では沈黙が多いなど
B_B2-e [コミュニケーション能力]
学問的な討論の場を通して、自分の意見を精確かつ明確に表現する能力と他者の意見を理解するコミュニケーション能力を鍛錬し、広く世界と交流できる力を養う。
他の学生から出てきた質問を把握しながら、発表を豊かにするためにつき合わせつことができる 論点をはっきりさせるために、質疑をしばらくできる 一問一答的な質疑ならできる 沈黙
B_C-a [積極性]
自ら進んで新しい問題に取り組む積極性を持つ。
言われなくても本を読む、時期が来なくても調査する、順番が決まってなくてももう書いているなど 時期が来て、発表までに十全な準備ができる 時期が来て発表の順番が来ないと課題をやらない 時期が来てもできない
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 特になし
参考書 : 2年時に読んだ先行研究10冊
授業資料 : 特になし

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 0411趣旨説明
2 04184年生発表1.藤原、2.河本、3.野中 主題は「自然」
3 04254年生発表4.永田、5.六田 主題は「社会」
4 0509国際学会参加のため休講 2年生は主題をメール提出
5 05164年生発表6.山岸、7.梅田、8.飛田 主題は「宗教」
6 05233年生発表1.浦川、2.平川(亜)、3.中本 主題は「流通」
7 05303年生発表4.藤山、5.酒井、6.高羽 主題は「葛藤」
2年生は点検読書をメール提出
8 06063年生発表7.山本、8.平川(裕)、9.山ア 主題は「彼岸」
2年生は点検読書をメール提出
9 06133年生発表10.園田、2年生発表1.池永、2.依藤
10 06202年生発表3.江口、4.川口、5.神原
11 06272年生発表6.関戸、7.高橋、8.千原
12 07042年生発表9.的場、10.村上、11.寶代
13 0711予備1.平間予定、予備2.河本予定、予備3.野中予定
14 0718予備4.山岸、予備5.平川(亜)、予備6.
15 0725まとめ 文化人類学演習で休校の可能性あり

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-b
[専門文献の解釈]
B_B1-d
[専門的研究手法]
B_B1-e
[専門資料の分析]
B_B2-a
[総合把握力]
B_B2-e
[コミュニケーション能力]
B_C-a
[積極性]
備考(欠格条件、割合等)
出席
プレゼンテーション
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 出席は原則、全出席ですが、1/3以上休んだ方、発表しなかった方には単位はでません。なので出席15点、プレゼンテーション30点、質問やコメント30点、司会15点とします。
学習相談 学習相談 : 水曜日のお昼。要メール。

授業以外での学習に当たって : 演習はあくまで調べてきたことを発表する場なので、自分の発表の順番がいつになるのかに関わらず、言われなくても研究ははじめるものです。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)