文学部 人文学科 人間科学コース 比較宗教学 専門分野 専門分野科目 (単位数 2) 選択科目 対象学年: 対象学部等: |
Social Anthropology (Lecture IV)
|
科目ナンバリングコード: LET-HUM4834J 講義コード: 2017 前期 集中 箱崎 共同演習室 教室 J科目 (日本語, 日本語) |
授業の概要 |
近年、産業分野において文化人類学の専門教育を受けた人材が、商品開発やコミュニティデザインなどのためのリサーチの担い手として活躍する事例が増えつつある。こうした事例では、製品の利用者(当事者)及び利用者を取り巻くステークホルダーの社会を対象にした、エスノグラフィ(フィールドワーク)を実践し、そこでの人々の振る舞いや理解の構造から、新しい製品や解決策のアイデアや改善のヒントを得ることが行われている。 昨年度の講義では、エスノグラフィに基づくアイデア発想までの過程について重点を置いて取り組んできた。本年度は、「文化人類学演習 VI(フィールド・イノヴェーション)」との連動を意識して、コミュニティデザインを対象に実施する。 コミュニティデザインとは、地域における課題解決を目的に、デザイン的なアプローチによって地域の活動そのものを設計する取り組みである。商品開発とは異なり、多くのステークホルダーを巻き込む必要があるため、取り組みのハードルとしては高い。しかし、いわゆる「デザイン的に考える」視点を経験することにより、問題点の裏返しではなく、理想的な姿から解決策を考えるアプローチの重要性について理解することを狙いとして取り組む。 なお、本講義は集中講義であるが、全4日間を2回に分けて実施する。そのため、最初の2日間と翌週の2日間の間に、若干の宿題を出すことを考えている。 (The purpose of this class is to understand the applied ethnography which are mainly applied to product development in industry. This class will conduct workshop to understand the approach of application ethnography.) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード : 応用エスノグラフィ、デザインリサーチ、人間中心デザイン、エクスペリエンスデザイン、コミュニティデザイン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修条件 : 文化人類学演習 VIを履修しておくことが望ましい 履修に必要な知識・能力 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特記事項 |
本講義は、2日間の集中講義を2回に分けて実施する。 ・9月13日(水)〜9月14日(木) ・9月21日(木)〜9月22日(金) なお、本講義は「文化人類学演習 VI」との連動を意識している。フィールドワークに相当する部分は、この科目の成果物を用いる予定であり、履修予定者にはあらかじめ資料の読み込みをお願いする場合がある。
教職 : 資格 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 |
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業方法 |
テキスト : 講義内で資料を配布する 参考書 : 安藤昌也『UXデザインの教科書』丸善出版, 2016 授業資料 : 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : グループでのワークショップの成果のプレゼンテーションおよびレポートによって成績を評価する。なお作品は、ワークショップの成果の一部を提出することを想定している。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習相談 |
学習相談 : 疑問点などがあれば、masaya.ando@it-chiba.ac.jpまでメールすること。 授業以外での学習に当たって : 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) |