文学部 人文学科 人間科学コース
社会学・地域福祉社会学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生以上
対象学部等:
社会学演習 I
Sociology (Seminar I)
講義題目  統計学入門
教授 鈴木 譲
科目ナンバリングコード: LET-HUM2861J
講義コード: 17054108
2017 前期
毎週 木曜2限
箱崎 社会学演 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/4/12 (11:29)
授業の概要 社会調査士認定科目のC科目(基本的な資料とデータの分析に関する科目)およびD科目(社会調査に必要な統計学に関する科目)の内容を補足する形で、統計学の基礎的内容を扱う。社会調査士の認定科目では、カリキュラムがあらかじめ決められているので、内容的にも時間的にも制約が大きく、柔軟性を持たせることが難しい。そこで、この演習では履修者の理解に応じた形で統計学の基礎概念を学習することを目指す。
授業は演習形式で進め、毎回発表者が担当箇所を説明し、質疑応答を通して全員の理解を深める。

( This is an introductory course for statistics. The main objective is that students grasp the basic statistical concepts to make a social survey. This course provides preparatory training for the following two registered courses in the curriculum of social research certification: 1. Basic Analysis of Documents and Data; and 2. Statistics for Social Research.)
キーワード : 記述統計 推測統計 社会調査
履修条件 : 社会学・地域福祉社会学の学生に限る
履修に必要な知識・能力 : 高等学校の数学を復習しておくこと。
特記事項 この科目自体は社会調査士認定科目ではない。社会調査士認定科目のC科目、D科目の内容を補足することが目的であるが、社会調査士資格取得に関する限り、この科目の履修は任意である。この科目を履修しなくても、C科目、D科目の履修を行うことはでき、社会調査士の資格取得も可能である。ただ、統計学の基礎知識が不足している場合には、この科目も併せて履修することが望ましい。
第一回目には、二回目以降の発表者と担当箇所を決めるので、あらかじめ教科書を購入し、序章(pp. 1-19)を読んでおくこと。当日は、必ず教科書を持参すること。なお教科書は生協文系書籍部で購入できる。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(公民)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-d [専門的研究手法]
社会学における計量分析の基礎を理解する。
統計学の基本的な考え方を十分に身につけており、自分の言葉で分かりやすく説明できる。 統計学の基本的な考え方をほとんど身につけており、自分の言葉でかなりの部分説明できる。 統計学の基本的な考え方を大体身につけており、自分の言葉である程度説明できる。 統計学の基本的な考え方がまだ身についておらず、自分の言葉では余り説明できない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 西内啓『統計学が最強の学問である[実践編]─ データ分析のための思想と方法』ダイヤモンド社,2014年.
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 授業概要の説明と、発表分担の決定。
序章:01 ビジネスと統計学のギャップ 02 把握、予測、洞察の統計学
演習
2 第1章:03 洞察の統計学 04 平均値
演習
3 第1章:05 平均値と真実 06 標準偏差
演習
4 第2章:07 最強という考え方 08 誤差の範囲
演習
5 第2章:09 仮説検定 10 Z検定
演習
6 第2章:11 t検定
演習
7 第2章:12 検定の多重性
演習
8 第3章:13 回帰分析
演習
9 第3章:14 回帰直線
演習
10 第3章:15 複数の説明変数
演習
11 第3章:16 ロジスティック回帰分析
演習
12 第3章:17 回帰モデルのまとめ
演習
13 第3章:18 実用的な回帰モデル インプット編
演習
14 第3章:19 実用的な回帰モデル アウトプット編
演習
15 終章とまとめ
演習

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-d
[専門的研究手法]
備考(欠格条件、割合等)
レポート

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : メールなども含めて適宜相談に応じる。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)