文学部 人文学科 人間科学コース
社会学・地域福祉社会学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
地域福祉社会学演習 II
Sociology of Community Welfare (Seminar II)
講義題目  「地方消滅」の社会学 2
教授 安立 清史
科目ナンバリングコード: LET-HUM2882J
講義コード: 17054714
2017 後期
毎週 木曜3限
箱崎 社会学演 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/3/20 (10:17)
授業の概要 今期のメインテーマは、「地方消滅」の社会学である。具体的には、熊本地震後の熊本の復興、熊本や大分や宮崎などの「地方消滅」の現状と「地域おこし」の課題などを、フィールドワークを行いながら、学んでいく。問題や課題が集中した、こうしたフィールドには、社会学にとって考えるべき多くの課題があるからだ。「消滅」の中からこそ「復活」や「再生」の芽があらわれるのではないか。
前半は、「地方消滅」問題についての様々な文献を読み解きながら調査研究の方法を学ぶ。熊本や宮崎からゲスト・ティーチャーにも来ていただく計画がある。
夏休みには、フィールドワークを兼ねた合宿を行う。まだ日程的には未定であるが、9月後半に、宮崎県小林市(フランス人が登場するPVで有名)にて合宿を行う予定である。その地で様々な見学や行政や町づくりのキーパーソン等へのヒアリングなどを計画している。その他、後期には、熊本や大分などへのフィールドワークも企画している(未定)。後期はグループ分けをして、グループごとにテーマを絞り込み、フィールドワーク、ヒアリング、先進事例の調査研究などを行う計画である。そして年度末には、グループまたは個人ごとの報告書や提案づくりを行い、町づくりのキーパーソンの前でのプレゼンテーションのコンペティションを行うことを計画する。
報告書や提案書は、町づくり関係者にも見ていただき、印刷し、ゼミ報告書を作成する。
このように一年間を通じた調査研究とフィールドワークがあるため、受講生は、前期と後期を一体的に参加し、通年での受講を原則とする。
盛り沢山すぎる計画のように見えるが、受講生のキャパシティに応じて、随時、計画を微調整していくから過重になる心配はない。フィールドワークを通じて実際の「社会」とふれあいながら、社会学のスキルを学びたい意欲をもつ学生諸君の参加を求めたい。

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キーワード : 「地方消滅」、フィールドワーク、ヒアリング、プレゼンテーション、報告書作成
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(公民)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-e [現代世界の理解]
現代世界における様々な人文現象や社会問題を、批判的視点から理解し説明できる。
B_B1-f [批判的討論]
批判的な討論を通して、自らの意見をより客観的視点から組み立てる姿勢を養うことができる。
B_B2-b [問題提起力]
新たな視点から問題提起を行い、それを解決するための方法を提示する能力を身に付ける。
B_B2-a [総合把握力]
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-e
[現代世界の理解]
B_B1-f
[批判的討論]
B_B2-b
[問題提起力]
B_B2-a
[総合把握力]
備考(欠格条件、割合等)

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)