文学部 人文学科

人文学科基礎科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 主として1年生
対象学部等:
人文学基礎 I
Foundations of the Humanities I
講義題目  人文学基礎 I(哲学コースと歴史学コース)
教授 清水和裕
科目ナンバリングコード: LET-HUM1011J
講義コード: 17051305
2017 前期
毎週 月曜4限
伊都イーストゾーン 伊都2303 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/7/18 (17:11)
授業の概要 哲学コースと歴史学コースの各教員が、それぞれの専門性を踏まえながら、各学問領域の基礎的な内容を平明で分かり易く講義する。

(Professors from the philosophy and history courses in the faculty lecture in turn their disciplinary based topic with basic perspective.)
キーワード : 人文学 基礎 哲学 歴史学
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(公民)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-a [人文学の視座の理解]
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。 人文学の基礎知識を踏まえて、ある程度現代人文学の視座の特質を理解できる。 人文学の基礎知識について知識がある。 人文学の基礎知識について知識に不足する。
B_A-b [アプローチの理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチがあることを深く理解している。 専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチをある程度理解できている。 専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチがあることを認識している。 専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへのアプローチが一面的でしかなく固定されている。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 各教員が必要に応じて資料等を配布する。
参考書 : 各教員が適宜推薦する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 4/10 現代存在論への誘い(哲学・哲学史:倉田剛)
2 4/17 中国の性説(中国哲学史:南澤良彦)
3 4/24 言葉と哲学(倫理学:吉原雅子)
4 5/8 インド哲学・仏教学入門(インド哲学史:片岡啓)
5 5/15 哲学とは何か(哲学・哲学史:菊地惠善)
6 5/22 美と藝術の哲学としての美学(美学・美術史:東口豊)
7 5/29 西洋美術史入門(美学・美術史:京谷啓徳)
8 6/5 東アジアのなかの日本史T 日本のなかの外国・外国のなかの日本(日本史学: 岩崎義則)
9 6/12 東アジアのなかの日本史U (日本史学:佐伯弘次)
10 6/19 海域アジア史のアプローチ(東洋史学:中島楽章)
11 6/26 朝鮮史のポテンシャル−通念・常識を問い直す(朝鮮史学:森平雅彦)
12 7/3 考古学とはどのような学問か(考古学:辻田淳一郎)
13 7/10 歴史学とアイデンティティ(西洋史学:今井宏昌)
14 7/13(木) イスラムから世界史を見る(イスラム文明学:清水和裕)
15 7/24予備日

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-a
[人文学の視座の理解]
B_A-b
[アプローチの理解]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 50%
出席 50%。欠席が3分の1を超えた場合は、受講資格を失う。

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 出席50%、レポート50%。毎時間出欠を確認し、欠席が3分の1を超えた場合は、受講資格を失う。
レポートは、各担当教員から出された課題の中から1つを選び、基幹教育教務係レポートボックスに提出。レポート提出締切は、第1期の8月23日(水曜日)午後3時とする。

レポートには必ず表紙を付け、提出先の担当教員名・氏名・学籍番号を明記すること。
課題に字数の指定がない場合は、最低2000字とする。
欠席が3分の1を超えている者は、受験資格がありません。

<課題一覧: 下記の課題の中からひとつを選ぶこと>
哲学・哲学史:倉田剛
次の題目の中から一つだけを選択し、それについて2400字程度で論述せよ。
(1)音楽とはどのような音出来事であるのか。あなた自身の定義を提出しなさい。
(2)音楽作品に関するプラトン主義と唯名論との対立についてあなた自身の見解を述べなさい。

中国哲学史:南澤良彦
「朱子学の性説は、性善説と言えるのか、2000字程度で論じなさい。」

倫理学:吉原雅子
「講義で説明した意味で哲学的な問題を日常生活の中から見つけ、あなたの考えをなるべく丁寧に論じなさい」

インド哲学史:片岡啓
「インド哲学・仏教学・インド学に関係する本を一冊読み,著者の主張を踏まえた上で論評しなさい.」

哲学・哲学史:菊地惠善
課題:「現代社会の問題を一つ取り上げ、批判的に考察しなさい。」
注意:@問題の大小は問わない。
     Aレポートの題名を必ず書くこと。
     BA4×2枚以内。紙に印刷して提出すること。

美学・美術史:東口豊
「現代における美学研究の意義について考えることを述べなさい。」
美学・美術史:京谷啓徳
「聖書ないしギリシア・ローマ神話から選んだ任意の一主題(受胎告知を除く)に関し、複数の画家の描いた作例を、2000字程度で比較しなさい。なお、扱った作品の画像を添付すること。」

日本史学: 岩崎義則
「世界遺産と地域社会との関係について、学術的な観点から自由に論じなさい。」
字数は2,000字程度。表紙(タイトル・学籍番号・氏名等を記入)を付けること。
形式は,A4用紙(縦置)に、横書き。

日本史学:佐伯弘次
「外国人の眼から見た日本について論じなさい。ただし、現代のことでも構
わない。」

東洋史学:中島楽章
「1498年にポルトガル人がインドに到達してから1543年に種子島に到達する
までの過程を述べなさい」

朝鮮史学:森平雅彦
「授業の内容を要約し、これに対するあなたの考えを述べてください」

考古学:辻田淳一郎
「歴史・考古系の博物館あるいは整備された遺跡公園の展示を見学し、その展示の意義および展示方法に関する意見(わかりやすかった点、わかりにくかった点やその改善案など)を2,000字以上で説明しなさい。」

西洋史学:今井宏昌
「現在に生きるわれわれが異なる時代や地域の歴史を学び、研究することの意義について、自由に論じなさい。」

イスラム文明学:清水和裕
「イスラーム史について、自分が興味をもったテーマを調べて2000字程度にまとめなさい。必ず、参考文献を明記すること。」
学習相談 学習相談 : 全般的なことは今年度の世話役である清水和裕が、個別の授業内容については各担当教員が、それぞれ授業終了後ないしはオフィスアワーで受け付ける。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)