文学部 人文学科

古典語 (単位数 1)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
古典語(漢文) I
Classical Chinese I
講義題目  古典語(漢文) I
福岡教育大学教育学部 准教授 竹元 規人
科目ナンバリングコード: LET-HUM2024J
講義コード: 17055310
2017 前期
毎週 金曜4限
箱崎 301 教室
M/J科目 (日本語, 古典漢文)
更新情報 : 2017/7/28 (11:52)
授業の概要  漢文読解力を高めるための授業です。対象は,中国研究を専門とする学生以外で,自らの専門研究のために漢文資料の読解を要する学生,あるいは漢文に興味のある学生です。
 高校までの漢文の知識を前提として,白文を読んでいきますが,最初はハードルが高いかも知れませんので,ヒントを出すこともします。
 中国研究を専門としていないと言っても,漢文を読めば必然的に中国の古典を土俵とすることになりますので,その教養・知識の習得も合わせて行うことになります。
 ちなみに,漢文の読解に際しても現代中国語の知識は有用です。第二外国語で中国語を履修した人は,その知識を活用することも心がけて下さい。

(This class is the introductory course for beginners of classical Chinese. This aims to offer students a chance to develop their basic reading skill for classical Chinese masterpieces.)
キーワード : 漢文,古典中国語,古代漢語
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : 高校国語での漢文の知識
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(国語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-a [古典の読解]
長い文化的伝統のなかで人類が生み出してきた知的所産である「古典」を、厳密に読解する能力を身に付けることができる。
漢文の読解を問題なく独力で進めることのできる水準に達している。 漢文の読解を概ね独力で進め得るだけの水準に達している。 文の区切り方,語順,句法,語意等の把握に不十分さがあり,文意の把握は必ずしも十分ではないが,授業期間中に一定の水準まで向上した。 文の区切り方,語順,句法,語意等の把握が,文意の理解に大きな支障となるほど多くの誤りを含み,授業期間中に改善しなかった。
B_C-b [粘り強さ]
史資料や文献、情報の収集と読解に地道に取り組む姿勢を持つ。
予習をほぼ完全に行い,期待される水準以上の努力を示した。 予習を十分に行い,十分な努力を示した。 予習は十分ではないが,一定の努力を示している。 予習を怠り,漢文読解への努力の形跡が見られなかった。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 教員が漢文原文のコピーを配付します。
参考書 : 漢和辞典を持参すること。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション,漢文句法の確認問題,アンケート
2 確認問題の解説
3 読解@ 読書・勉強法について 演習 書き下し文および現代日本語訳文の作成
4 読解A 読書・勉強法について 演習 書き下し文および現代日本語訳文の作成
5 読解B 読書・勉強法について 演習 書き下し文および現代日本語訳文の作成
6 読解C 思想文献 演習 書き下し文および現代日本語訳文の作成
7 読解D 思想文献 演習 書き下し文および現代日本語訳文の作成
8 読解E 思想文献 演習 書き下し文および現代日本語訳文の作成
9 読解F 思想文献 演習 書き下し文および現代日本語訳文の作成
10 読解G 歴史文献 演習 書き下し文および現代日本語訳文の作成
11 読解H 歴史文献 演習 書き下し文および現代日本語訳文の作成
12 読解I 歴史文献 演習 書き下し文および現代日本語訳文の作成
13 読解J 散文 演習 書き下し文および現代日本語訳文の作成
14 読解K 散文 演習 書き下し文および現代日本語訳文の作成
15 読解L 散文 演習 書き下し文および現代日本語訳文の作成

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-a
[古典の読解]
B_C-b
[粘り強さ]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 80%
プレゼンテーション 20%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 履修者数により,授業時間内のプレゼンテーションでは十分な判定ができないため,成績評価方法を変更しました。(5月時点で周知した内容)

◎期末試験について
漢和辞典と,授業で配付したプリント及び自分で作成したノートの持ち込みは可とします。
書籍等,自分で書いたものでない資料の持ち込みは不可。
※※ノートに書籍等のコピーを貼り付けたものも不可。必要な場合は,手書きでノートに筆写して持ち込んで下さい。書き下し文・訳文を書き写すのも勉強のうちなので,それは認めます。※※
試験内容は,授業で読んだ部分の読み・内容に関する問題を60点程度,授業で読み進められなかった部分の読み・内容に関する問題を20点程度とします。(7月14日に周知した内容を掲載)
学習相談 学習相談 : 授業後の時間に相談するか,電子メールを用います。

授業以外での学習に当たって : 漢和辞典ないし古典中国語辞典をよく引いて言葉の意味を調べ,書き下し文を作成し,現代日本語訳する。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)