文学部 人文学科

学芸員科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
博物館資料保存論
Theory of Perservation for Museum
講義題目  博物館資料保存論
総合研究博物館 教授 岩永 省三
科目ナンバリングコード: LET-HUM3062J
講義コード:
2017 前期
集中
箱崎 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/2/20 (19:57)
授業の概要 博物館資料等の文化財資料について、保存概念の成立と展開、および保存修理の原理・原則を論じる。保存科学の観点から各種の資料を材料的に捉えて分析し、化学的・物理的・生物的に劣化の現状を把握する。資料の展示中および保存・保管中における環境を論じ、基礎的な環境測定も実施する。環境保護・文化財保存と博物館の役割を論ずる。

(This lecture course focuses on conservation of various kinds of materials in museums,
conservation scienceand preservation of cultural properties. )
キーワード : 博物館資料、保存科学、文化財保存、
履修条件 : 特になし。
履修に必要な知識・能力 : 特になし。
特記事項 集中講義で行う。
8月18日(金)福島3駒
8月21日(月)岩永・中西・三島・丸山・米元4駒
8月22日(火)肥塚3駒
8月23日(水)肥塚3駒
8月24日(木)肥塚2駒
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 : 学芸員
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-d [専門的研究手法]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
博物館資料保存の概念と様々な方法について深い理解に達した。 博物館資料保存の概念と様々な方法について相当の理解に達した。 博物館資料保存の概念と様々な方法について一定の理解に達した。 博物館資料保存の概念と様々な方法についてさらに理解する必要がある。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : テキストは用いない。
参考書 : 授業中に指示する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 文化財と保存概念の成立(福島)
2 文化財保存の国際的展開(福島)
3 日本における文化財保存概念の展開(福島)
4 博物館資料の材料学と光学的手法による調査法(肥塚)
5 博物館資料の構造調査と劣化・損傷部位の調査(肥塚)
6 無機質資料の劣化と実験(金属材料)(肥塚)
7 特殊な環境化における無機質資料の劣化(肥塚)
8 博物館資料(埋蔵文化財無機質資料)の保存処置と復元(肥塚)
9 博物館資料(埋蔵文化財有機質資料)の保存処置(肥塚)
10 博物館資料(伝統文化財資料)の保存修理と材料(肥塚)
11 博物館資料の保存環境(温室度・光など)(肥塚)
12 博物館資料の生物被害と有害生物管理(丸山)
13 自然環境の保護と生物多様性(三島)
14 地域資源の保存と活用(中西)
15 文化財の保存と活用(岩永・米元)

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-d
[専門的研究手法]
備考(欠格条件、割合等)
レポート
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : メールで質問を受け付ける。博物館への訪問歓迎。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)