文学部 人文学科

人文学科共通科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
ジャーナリズム論 II
Lectures on Journalism II
講義題目  新聞の役割と機能
朝日新聞西部本社統括センター お客様担当部長 鹿島 啓司
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2017 後期
毎週 水曜4限
箱崎 201 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/12/28 (11:16) 〔2017年9月29日に講師日程を変更しました。〕
授業の概要 インターネット社会のなかで、なおジャーナリズムの中心に位置する新聞。朝日新聞の記者・元記者が講義し、それぞれが違う視点で社会での新聞(ジャーナリズム)の役割と機能を解説する。
また、デジタルや放送の報道と情報の伝え方も示すことにより、メディアの違いによる機能を浮き彫りにしていく。
授業を通して、日々のニュースを読み解いていく文法を習得する。

(Delivery of news items have been shifted newspaper to website. But newspaper is still keeping the center position of journarism in Japan. Journarists of The Asahi Shimbun who have many particular field and defferent viewpoint, shows the newspaper's function and role.
Moreover, studying the way of news report by website and broadcast, we bring something into the defference of some medias.
And the students can get how to read newspaper.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-c [言葉の理解]
ジャーナリズムの言論世界の中で書かれている文章の意味や、選択された言葉の妥当性を理解する。
「ジャーナリズム」という言葉の意味を踏まえたうえで、新聞のニュースや解説に使われている言葉の選択を見極め、妥当性の評価を下せる 新聞のニュースや解説に使われている言葉の選択を見極め、理解できる 新聞のニュース解説が理解できる 新聞のニュース内容が理解できる
B_A-e [現代世界の理解]
国や民族、文化など現代世界の様々なステージが相対することによって発生する諸問題を批判的視点で観察し、理想論と現実的な解決への道筋を仕分けしながら考えることができる。
世界の諸問題について正確な知識を持ち、事態の推移を把握しながら、それぞれの立場を踏まえて改善策を考えることができる 世界の諸問題について正確な知識を持ち、事態の推移を把握しながら自分なりの改善策を考えることができる 世界の諸問題について、基本的知識に基づいて事態の推移を把握している 世界の諸問題について、基本的な知識を持っている
B_B2-f [社会との関わり]
社会問題について、それぞれの立場による考え方の違いを理解するうえで、感情論や自分の立場からの視点ではなく、多様な知識と事実に基づいた視座の必要性を理解する。
様々な立場の意見を知識に基づいた客観的な視点で分析し、社会全体の視座の中に位置づけ、なおかつ自分の意見を持つことができる 様々な立場の意見を知識に基づいた客観的な視点で分析し、意見を持つことができる 様々なメディアで語られている意見を自分に投影し、意見を持つことができる 様々なメディアで語られている意見を知っている
B_C-d [興味関心の幅広さ]
新聞やジャーナリズムは単眼的な思考では成り立たない。複眼で観察することを学び、そのベースとなる関心と知識を習得する姿勢を養う。
社会的に話題になっている事象について、普遍性や歴史的な視点で考察し、社会の教訓として知見を深めることができる 社会的に話題になっている事象について複数の視点で考察し、知識として身につけることができる 社会的に話題になっている事象に興味を持ち、常に自分の立場に投影して考える 社会的に話題になっている事象はひととおり知っている
B_C-f [社会貢献の意欲]
ジャーナリズムの究極の目的と使命は、よりよい社会の構築にある。学生それぞれの立場と方法を通し、社会に貢献していく意欲を持つ。
様々なニュースについてジャーナリズム的な視点を持ち、弱者(生活者)の視点に立ちながら社会構造の問題点を認識し、改善策を意識しながら行動するモチベーションを持つ 様々なニュースについてジャーナリズム的な視点を持ち、常に弱者(生活者)の視点に立って行動するモチベーションを持てる 様々なニュースについてジャーナリズム的な視点を持ち、自分に何ができるか考える 様々なニュースについてジャーナリズム的な視点を持てる
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : なし。各回、必要に応じてパワーポイントを使います。
参考書 : 朝日新聞、他の新聞。
授業資料 : 必要に応じて配布する。

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 「新聞はこうしてできている 新聞の『正しい』読み方」(10月11日)
朝日新聞西部本社編集局長補佐・小島達也=元北九州総局長、朝日新聞西部本社お客様担当部長・鹿島啓司=元東京本社編集センター次長
2 「音楽を『報道』する」(10月18日)
朝日新聞西部本社編集委員・吉田純子=元文化くらし報道部員
3 「事件取材の今」(10月25日)
朝日新聞西部本社報道センター次長・小西宏幸
4 「東日本大震災と熊本地震の現場から」(11月1日)
朝日新聞西部本社編集委員(南阿蘇駐在)・東野真和=元盛岡総局大槌駐在
5 「放送局における災害報道の使命」(11月8日)
九州朝日放送報道部プロデューサー・持留英樹
6 「政治報道の舞台裏」(11月15日)
朝日新聞西部本社報道センター次長・山田明宏=元政治部員
7 「デジタル時代のジャーナリズムと新聞社」(11月22日)
朝日新聞西部本社デジタルコーディネーター・横田千里=報道センター(社会)兼務
8 「日韓関係のいま」(11月29日)
朝日新聞東京本社論説委員・箱田哲也=元ソウル支局長
9 「選挙の開票速報と新聞社の仕事」(12月6日)
朝日新聞東京本社選挙事務局長・高嶋健
10 「アベノミクスと日本の未来」(12月13日)
朝日新聞東京本社編集委員・原真人=元経済部次長・論説委員
11 「知る原爆 核被害をどう伝えていくか」(12月20日)
朝日新聞西部本社報道センター・佐々木亮=元長崎総局次長
12 「スポーツ報道の将来」(2018年1月10日)
朝日新聞西部本社スポーツ担当部長・酒瀬川亮介
13 「報道写真とは」(2018年1月17日)
朝日新聞西部本社フォトディレクター・久松弘樹
14 「ローカル情報の価値と伝える意味」(2018年1月24日)
九州朝日放送テレビ制作部「アサデス。KBC」プロデューサー・野村友弘
15 『世界遺産「宗像・沖ノ島」と記憶遺産「朝鮮通信使」』(2018年1月31日)
朝日新聞西部本社編集委員・中村俊介

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-c
[言葉の理解]
B_A-e
[現代世界の理解]
B_B2-f
[社会との関わり]
B_C-d
[興味関心の幅広さ]
B_C-f
[社会貢献の意欲]
備考(欠格条件、割合等)
レポート レポート提出を最低条件とする
出席 毎回講師が変わるため、評価対象とする

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 朝日新聞社の採点責任者は、西部本社統括センターの鹿島啓司と、東京本社教育総合本部の神谷裕司の2名とする。
学習相談 学習相談 : 随時、鹿島まで相談してください。

授業以外での学習に当たって : 義務ではありませんが、できるだけ朝日新聞やテレビ(九州朝日放送)、ネット(朝日新聞デジタル)などで日々のニュースに接する。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)