人文科学府 人文基礎専攻 芸術学 分野
芸術学 専修
論文指導 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
論文指導
Tutorial
講義題目  研究のためのパッションとテクニック(1)
准教授 東口 豊
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2017 前期
毎週 金曜4限
箱崎 教員室 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2017/10/18 (12:10)
授業の概要 研究を意味するstudyの語源studereは、何かを切望する、という意味を持っている。とりわけ美学は、藝術家に匹敵する豊かな感受性と哲学者としての厳密な論理的思考力なしには不可能な学問である。単に藝術作品や思想書からだけではなく、我々が生きる世界や、我々の生そのものから、如何に多くのインスピレーションを得るのか、また他の人たちが気が付かない何かを発見し自分の問題とすることが出来るか。つまり、世界から受け取る刺激をパッションへと変換させることが研究の第一歩となる。しかしそれだけでは研究とはいえない。パッションを自分自身の切実な問題意識へと深化させることと同時に、それを解決するためにより具体的な問題やテーマへと分節していかなければならない。深層に潜む言語化できないような問題意識を顕在化させ、その都度具体的な考察を積み重ねていく作業には、方法論的な意識が不可欠だろう。そのためには単に情熱だけで突き進むのではなく、対象や自己の意識を徹底的に客観的に思索するテクニックを身につけることが必要である。そこから研究が動き出すと言って過言ではない。本論文指導では、担当教員との個別的な議論によって、この両者を身につけてもらう。

(Through an in-depth study of a selected topic in aesthetics, students will acquire and develop the practical specialist knowledge and skills needed for research in aesthetics.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MP_B2-b [理論的思考力]
人文科学の実証的な方法と理論的な思考力を身につける。
藝術や美学思想について極めて卓越した理論的思考力を得る。 藝術や美学思想について卓越した理論的思考力を得る。 藝術や美学思想について理論的思考力を得る。 藝術や美学思想についてそれなりの理論的思考力を得る。
MP_B2-c [問題解決能力]
問題の本質を熟慮し、その解決方法を提示する能力を身につける。
藝術や美学思想について極めて卓越した問題解決能力を得る。 藝術や美学思想について卓越した問題解決能力を得る。 藝術や美学思想について問題解決能力を得る。 藝術や美学思想についてそれなりの問題解決能力を得る。
DP_B1-c [成果公表]
研究成果を国内外の学会における口頭発表や学術論文によって公表できる。
藝術や美学思想について極めて卓越した成果公表を行う。 藝術や美学思想について卓越した成果公表を行う。 藝術や美学思想について成果公表を行う。 藝術や美学思想についてそれなりの成果公表を行う。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 授業中に指示する。
参考書 : 授業中に指示する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 毎回1名が研究発表を担当し、全員で議論する グループワーク
2 出席者は研究発表とディスカッションへの参加が義務づけられる。 グループワーク

成績評価
観点→
成績評価方法
MP_B2-b
[理論的思考力]
MP_B2-c
[問題解決能力]
DP_B1-c
[成果公表]
備考(欠格条件、割合等)
レポート
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : オフィスアワーを金曜12:20〜12:50に設定する他、随時メール(yutaka@lit.kyushu-u.ac.jp)にて質問・相談等に応じます。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)