人文科学府 歴史空間専攻 広域文明史学 分野
西洋史学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択必修科目
対象学年:
対象学部等:
ヨーロッパ史学特論III
Early Modern European Society (Specialized Lecture I)
講義題目  20世紀ドイツ史学史
講師 今井 宏昌
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2017 前期
毎週 月曜1限
箱崎 演習室 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/4/13 (11:17)
授業の概要 ランケが「近代歴史学の祖」といわれることからもわかるとおり、ドイツ歴史学は19世紀以降、ヨーロッパを中心とする歴史学研究の発展において中核的役割を担ってきた。ただし当然ながら、歴史学もその時代的制約から決して自由ではない。
本講義では、第一次世界大戦後から冷戦終結に至るまでのドイツ歴史学の歩みを、各時代ごとの代表的論争を踏まえながら検討し、いかなる論点が現代歴史学の形成に寄与したのかを確認する。

(This course provides an in-depth examination of specific aspects of German History. The course also touches on relevant topics in the Historiography of Germany.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 受講希望者は、初回の授業が始まる前に必ず事前に担当教員に相談すること。
この科目はEU研究ディプロマプログラム(EU-DPs)開講科目に該当する。同プログラムについて、詳しくは以下のサイトを参照のこと。http://eu.kyushu-u.ac.jp/indexjp.html
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MH_A-b [研究史と方法論の体系的理解]
日本史学、東洋史学、朝鮮史学、考古学、西洋史学、イスラム文明史学、地理学ないしはこれらの領域を横断する研究のうち一つを対象として、当該分野における研究史と方法論を体系的に説明できる。
西洋史学研究を対象として、当該分野における研究史と方法論を体系的に説明できる。 西洋史学研究を対象として、当該分野における研究史と方法論をある程度説明できる。 西洋史学研究を対象として、当該分野における研究史と方法論について理解する。 西洋史学研究を対象として、当該分野における研究史と方法論について理解できない。
MH_B1-b [書誌の作成]
関連する先行研究について網羅的な書誌を作成できる。
関連する先行研究について網羅的な書誌を作成できる。 関連する先行研究について網羅的な書誌をある程度作成できる。 関連する先行研究についての網羅的な書誌に関して理解する。 関連する先行研究についての網羅的な書誌に関して理解できない。
MH_B2-a [総合把握力]
高度に専門的な知識を総合的に把握する能力を身につける。
高度に専門的な知識を総合的に把握する能力を身につける。 高度に専門的な知識を総合的に把握する能力をある程度身につける。 専門的な知識を総合的に把握することの重要性を理解できる。 専門的な知識を総合的に把握することの重要性を理解できない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :
参考書 : ヴォルフガング・ヴィッパーマン(増谷英樹訳者代表)『ドイツ戦争責任論争:ドイツ「再」統一とナチズムの「過去」』(未來社、1999年)
ヴォルフガング・ヴィッパーマン(林功三/柴田敬二訳)『議論された過去:ナチズムに関する事実と論争』(未來社、2005年)
トーマス・キューネ/ベンヤミン・ツィーマン編(中島浩貴[ほか]訳)『軍事史とは何か』(原書房、2017年)
P・シェットラー編(木谷勤/小野清美/芝健介訳)『ナチズムと歴史家たち』(名古屋大学出版会、2001年)
その他、授業中に適宜紹介する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 序論
2 ドイツ歴史学の始まり
3 ヴァイマル時代
4 ナチ時代
5 西ドイツ
6 東ドイツ
7 (再)統一後
8 結論

成績評価
観点→
成績評価方法
MH_A-b
[研究史と方法論の体系的理解]
MH_B1-b
[書誌の作成]
MH_B2-a
[総合把握力]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 100%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)