人文科学府 言語・文学専攻 日本・東洋文学 分野
国語学・国文学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
近世文芸史論特論 IV
Early Modern Japanese Literature (Specialized Lecture IV)
講義題目  17世紀文芸思潮論
准教授 川平 敏文
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2017 後期
毎週 木曜5限
箱崎 教員室 教室
M/J科目 (日本語, 古典日本語)
更新情報 : 2017/3/21 (16:03)
授業の概要 17世紀文芸の背後にあった思潮について論じる。江戸時代の最初の世紀である17世紀は、16世紀のどのような思潮を継承し、また革新したのか。またそれが18世紀においてはどのように変容していくのか。17世紀末に花開いた「元禄文化」の背景を考え、芭蕉・西鶴の位置づけを再考してみたい。

(This class is lecture of literature and thought in the Edo Period.
In particular, Literary thought from the 17th century to the 18th century.)
キーワード : 元禄文化 静 朱子学 仁斎学
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 授業開始後の入退室は原則として禁止。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(国語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
DL_A-c [研究史と方法論の体系的理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
基本的な固有名詞を正確に暗記し、専門用語の概念を的確に把握している。 基本的な固有名詞をおおむね正確に暗記し、専門用語の概念をおおむね的確に把握している。 基本的な固有名詞を曖昧に暗記しているが、専門用語の概念をおおむね的確に把握している。 基本的な固有名詞を曖昧に暗記し、専門用語の概念をあまり的確に把握できていない。
ML_B2-b [理論的思考力]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
文学史の展開や、先行研究の問題点について、極めて的確・詳細に説明できる。 文学史の展開や、先行研究の問題点について、やや詳細に説明できる。 文学史の展開や、先行研究の問題点について、略述できる。 文学史の展開や、先行研究の問題点について、あまり的確に把握できていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : プリントを配布。
参考書 : 川平敏文『徒然草の十七世紀』(岩波書店)
そのほかは授業中に随時紹介。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 江戸文学概論
2 「静」
・仏教における「静」
・朱子学における「静」
・古学派による超克
3 「隠逸」
・仏教における「隠逸」
・朱子学における「隠逸」
・古学派における「隠逸」
4 「洒落」
・朱子学における「洒落」
・文学との相関
・「洒落」概念の広がり
5 「人情」
・仏教における「人情」
・朱子学における「人情」
・古学派における「人情」
6 「寓言」
・荘子の「寓言」
・俳諧における「寓言」
・読本における「寓言」

成績評価
観点→
成績評価方法
DL_A-c
[研究史と方法論の体系的理解]
ML_B2-b
[理論的思考力]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 80%
授業への貢献度 20%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 「授業への貢献度」は、毎回講義終了時に書かせるコメント用紙を提出しているか、あるいはそこに有意義な質問あるいは意見が書かれているか、を考慮する。
学習相談 学習相談 : 随時(メールあるいは直接に日時を予約)

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)