人文科学府 言語・文学専攻 西洋文学 分野 独文学 専修 専修科目 (単位数 2) 選択科目 対象学年: 対象学部等: |
German Modern Literature (Specialized Lecture I)
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科目ナンバリングコード: 講義コード: 2017 前期 毎週 火曜2限 箱崎 204 教室 J科目 (日本語, 日本語) |
授業の概要 |
恋愛を主題とするヨーロッパの文学作品には、主人公の読書の姿をさりげなく描くものが多い。文学における新しい美の創造は、新しい「恋愛観」の提示であるばかりではなく、新しい「読書観」の検証でもある。本講義では、「愛すること」と「読むこと」との混淆という視点から、ヨーロッパ文学の名著をひもとく。具体的には『ドン・キホーテ』、『若きウェルテルの悩み』、『赤と黒』などを中心に扱い、併せて近現代日本文学の『三四郎』、『友情』、『ノルウェイの森』と比較検討する。 (This lecture course focuses on selected works by Cervantes, Wieland, Goethe, Stendhal, Maupassant, Thomas Mann, Soseki Natsume, Saneatsu Mushano, Haruki Murakami in order to provide an overview of the basic perspectives and concepts of live and reading in modern European and Japanese literature.) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード : 恋愛、読書、セルバンテス、ヴィーラント、ゲーテ、スタンダール、モーパッサン、トーマス・マン、夏目漱石、武者小路実篤、村上春樹 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修条件 : 履修に必要な知識・能力 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特記事項 |
1)基本的に講義形式の授業です。但し、授業中に何度か書いてもらうレスポンスペーパーを通じて、講師と学生との相互交流を図り、授業が一方通行にならないように努めます。 2)この科目はEU研究ディプロマプログラム(EU-DPs)開講科目です。同プログラムについて、 詳しくは以下のサイトをご参照ください。http://eu.kyushu-u.ac.jp/indexjp.html
教職 : 教職(ドイツ語) 資格 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 |
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業方法 |
テキスト : @夏目漱石『三四郎』〔新潮文庫〕、Aヴィーラント『王子ビリビンカー物語』〔同学社、小黒康正訳〕、Bゲーテ『若きウェルテルの悩み』〔新潮文庫、高橋義孝訳〕は、必ず購入してください。他の作品に関しましては、各自の判断に任せます。 参考書 : 小黒康正『水の女 トポスへの船路』、九州大学出版会、2012年。 授業資料 : 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
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成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : 平常点50%+レポート50%(レポートの執筆要領ならびに採点基準を授業中に数回にわけて説明する) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習相談 |
学習相談 : 本授業の終了後、ならびにオフィスアワー(火曜3限)にて相談に応じる。 授業以外での学習に当たって : 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) |